「しんどい・面倒くさい」に勝てることをすればいいんです。
こんにちは。心理カウンセラーのキタダハルキです。「適職発見チャンネル」アップしました。
強いネガティブ状態から、どうやって脱出していくか…私自身のひどかった状態からの脱出実例が役に立つかも?と思ったので、お話ししてみました。
■抑うつ症と診断されたときのメンタリティ。
私は抑うつ症と診断されたとき、ホッとした面もあった一方で…やはり後悔もありました。
就活もっとちゃんとやっとけば…そもそも受験勉強もっとちゃんとやっとけば(大学・高校)…というような負のスパイラルに入ってしまい、達成能力を疑ってしまう状態になったんですよね。
振り返ってみるとそこまで長い期間こういうことを考えていたわけではない(2週間前後のはず)んですが、自分の体感としては無限に長い時間を過ごしたかのような感覚がありました。
■悲観をされない・しないだけでも…
ただ、私の場合は環境に恵まれていたんですよね。
どういうことかというと、この抑うつ状態のスパイラルを責めてくる人がほとんどいなかった…要は、回避可能なところにしかいなかったということですね。そのおかげで、自分自身がうつ状態から脱出するぞ!と決意するだけでOKに近い状態にすることができたんですよね。
このことを振り返ると…悲観的な情報・そういう見方をしてくる人を近くに置かないこと、そして自分からも悲観的になりにいかないことってのがとても重要だと思います。
悲観に触れる割合が少なくなっていくだけで「あ、これなんとかなるかも?」って思え始めたんですよね。私の抑うつ症闘病期間は計半年程度(病名がついてからは4か月)でしたが、この「なんとかなるかも?」状態に入れたのは病名がついて2週間程度。いかに悲観されないことが重要かはお分かりいただけるかと思います。
■悲観を止めると、こういうメリットが…
で、この悲観状態を止めるとなにがいいかって…
その悲観で占められた脳のスペースが空くんで、そこに「やりたいこと」とかを持ってくることができるんですよ。私の場合は休職していたので、働いてる状態だとできなかったことをやってみよう、って気持ちが出て来ました。
ここで問題になるのが…
やりたいことがわからない、って人はどうしたらいいのか、ということ。
正直、たしかに私自身も抑うつ症全盛期(診断を受ける前~診断を受けて2週間前後)が一番厳しい状態でした)は、やりたいことなんて全然ピンと来てなかったのも事実です。
そんな私を見かねて、うちの母が「あんた、野球でも観に行って来たら?せっかくCSやら争ってるんやし…」って話をしてくれたんですよね。
※私はオリックスファン。当時(’11年)は震災で開幕がずれ込み、10月半ばすぎてもまだシーズンの行方が決まっていなかった。観に行って来たら?と言われた試合は3位以内に入れるか否かが決まる試合だった。
その試合は結局負けて、CSは逃したんですけど…気持ちは清々しかったんですよね。こんなにみんな、ひとつの目標に向かって頑張ってるんや、っていう。その姿を見て、ウダウダしてるんじゃなくてこっちももっとやりたいことやっていこうって思えたんです。
■しんどい・めんどくさいに勝てることなら…
この経験をなんでひっぱり出してきてまで伝えたいかというと…
やりたいことがわからなかった中でも、しんどい・めんどくさいという気持ちに勝てることなら行動が起こせたで!ってのは大きいと思うから。頭で考えたことではないからこそ、強い力で行動を起こしやすいというか。
※それこそ、ゴロゴロしたい!ってのがやりたいことならそれでいいんやで、とも思うわけです。先述の野球の話が出るまでは、まさにそこがやりたいことでしたしね。
私の場合は野球を観に行けた!という経験が呼び水になって、もっとエネルギーが必要なこともやれるようになったんです。バンド活動、ひとり旅行など…やりたいことができるようになって、抑うつ状態から回復した、という流れなんですよね。
■やりたいと思えたことは、めんどくさくても…
しんどい・めんどくさいと思ったことって、その通り確かに腰が重いと思います。
ただ、やりたいと思えたことに関しては、なんとか腰を上げてやってみた方がいいと私は思います。めちゃめちゃ回復するので。私の体感上ではありますが、エネルギー0だったのが50ぐらいには回復した感覚、ありましたからね。
この50ぐらいへの回復があれば、結構いろいろなことができるようになっていくと思いますので、ぜひ一度試してみてほしいと思います。
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