弱いというか、合ってないだけでは?
こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。「適職発見チャンネル」アップしました。
会社を辞めたくなるのって、自分自身が弱いからなのか?
これ、結構よくあるお悩みだと思いますんで、お話ししてみました。
■会社を辞めるヤツが悪い?弱い?
ちなみにこのお悩み、会社を辞めたい!というご本人ではなく、その上司さんからいただいたお悩みなんですよね。
このときに伺ったのが…その会社全体の考え方としては、辞めるヤツが悪い・弱い、というものだったそうなんですよね。ただ、今回相談してきてくださった方は「そんなことないんじゃない?」と思っていて、むしろその職場から転職を考えている、っていう状況だったんですよね。
これはもう、私としてはその会社よりも、相談してくださった方の方が根本的に正しいよね、と思っています。
■会社の環境が合ってれば、辞めたくなんてならない。
では、その相談者の方が正しいと思っている理由はなぜか、ってところなんですが…
会社を辞めたいと思い始める原因って、突き詰めたら「合ってない」ということ以外にないんですよね。そらそうですよね、合ってりゃ辞めたくなんてなりませんからね。
ところが、こういうときに「自分が弱いのが悪いのかな?」って思考回路だと…合ってないところがずっと合ってないまんまになってしまうわけです。例えばセクハラやパワハラ体質も、いわばそう感じるのは「合ってないから」なんですよ。感じ方は人によって違うし、それが当たり前なんですよね。
で、こういう体質ってそれこそ「総合的に」起こるものじゃないですか。個人がどうのこうの、という以上に「組織としてそう」というかね。つまるところ、自分自身が相手の体質を変えようっていう形になると現実的じゃないんですよ。ましてや、その体質で自分自身のコンディションが落ちた状態でその組織に立ち向かってどうのこうの…ってなると、やっぱり賢い選択とは言い難い、と私は思うんですよね。こういうのが病気になる原因にもなってしまうわけです。
私自身も会社で体感したことをお話しすると…上司との不和で抑うつ症を発症したわけなんですが、結局「誰もがそうなるか」と言われると…それはちゃうよなぁと思ったわけ。要は耐えられる人は耐えられるわけ。みんながみんな、会社を辞めてるわけじゃないのがその答えというかね。
ただ、私はイヤだった。
その一点で、病んだこともありつつ私は会社を辞めたんですよね。
■1年未満で会社を辞めた私は、今の道で10年以上です。
で、実際の体感として、やっぱ辞めてよかったと思っています。
もう会社を辞めて10年以上たっていますが、会社を辞めて今のカウンセラー業になってからもう10年なんですよ。このことが、結局自分が弱いのではなく、環境が合ってないだけってことの証左かなと思っています。
だからこそ、自分が弱いとか思わずに、素直に環境を変えるために次の道を探す、って方が無難だと思います。その会社や仕事を続けることによって精神面を病んだり体調を崩すよりも、確実にリスクが少なくやっていけると思いますよ。
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