こんにちは。心理カウンセラーのキタダハルキです。
それでは今日の内容に入っていきたいと思います。
今日は「適当な方がうまくいく」という、ちょっと逆説的なお話をしてみたいと思います。
掃除のコロコロから気づいた「力を抜く効果」
先日、家で「コロコロ」(絨毯を掃除するやつ)を使っていたときのことです。
だいたいのゴミは取れるんですが、どうしても取れない髪の毛がありました。
力を入れて必死にコロコロしても、取れない。
さらにゴシゴシしても、やっぱり取れない。
ところが「もうどうでもいいわ」と力を抜いて転がしたら――あっさり取れたんです。
これは「必死に頑張ってもうまくいかないのに、力を抜いたらスッと解決することがある」という気づきでした。
頑張りすぎは逆効果?心のケアとの共通点
この出来事は、心のケアやメンタルの問題解決にも通じています。
真剣に取り組むのは大切ですが、躍起になればなるほど解決から遠ざかることがあります。
力みすぎると冷静さを失って、問題の本質が見えなくなってしまうのです。
つまり「頑張りすぎ=悪循環」になってしまうことがあるということです。
仕事でも「適当な人」の方が成果を出す?
これは仕事や人間関係にも当てはまります。
一生懸命すぎる人よりも、少し「遊び」を感じさせる人の方が結果を出すケースってありますよね。
営業でも「真面目だけど伸び悩む人」と「力を抜いているのにトップ成績の人」がいるのは珍しくありません。
私自身、会社員時代に成果を出していたのは「適度に力を抜いている人」でした。
だから、もし今「頑張っているのにうまくいかない」と感じているなら、それは「もっと頑張れ」というサインではなく――「力を抜け」というサインかもしれません。
問題が解決しないときは「適当にやってみる」
心の問題や仕事の悩みを、一旦横に置いてみる。
仕事に悩んでいるなら、あえて遊んでみる。
やけくそ気味でもいいから、いつもと違うやり方をしてみる。
そうやって力を抜くことで、思いがけずスムーズに解決することがあります。
必死にやってもうまくいかなかったのに、適当にやったらうまくいった――そんな経験があなたにもあるのではないでしょうか。
「適当にやってうまくいった経験」を軽視しない
多くの人は「真面目に努力して成功した経験」を強く覚えています。
一方で「適当にやったのにうまくいった経験」は「ラッキーだった」と軽視してしまいがちです。
でも大事なのは、その「適当にやったのにうまくいった」という現実を受け入れること。
特に真面目な人は、少しくらい「手を抜く」ぐらいでちょうどいいんです。
まとめ:仕事も心も「力を抜いた方がうまくいく」ことがある
心の問題や仕事の悩みは、真剣に取り組むことも大事です。
でも、躍起になればなるほど悪循環にはまりやすい。
だからこそ「力を抜く」「適当にやる」という選択肢を持ちましょう。
その方が思いがけず良い成果につながることがあります。
もし今、頑張りすぎてうまくいかないと感じているなら――ぜひ一度「適当にやってみる」を試してみてください。



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