嫌いな人って、実は自分の鏡かも…?
こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。「適職発見チャンネル」アップしました。
会社員の定番…というか、割とあらゆる悩みがここに行きつくのでは?という内容である「嫌いな人との関係」について。お話ししてみました。
■私が実際にした対処の話。
まず、私なりのベストな対処からお話しすると…
そういう環境から離れる。
実際問題として、私は上司との相性を主因として病気になったんですよね。これ自体が耐えがたいことだったし、なおかつ上司に「変わってもらう」のは現実的ではなかったんです。もちろん上司の方が仕事ができたし、会社の中で絶対に必要な人だったのも間違いないわけ。
これを踏まえたら、当然ながら自分が辞めるしかなかったんですよね。で、辞める方向に動いて、なおかつ後悔はしていない。と、いうのが私の現状の状態です。
■辞めたら全部OKか、と言われると…
ただ、会社員(合わなかった環境)を辞めたら一切、合わない人が出てこないかと言われると、そうじゃないケースもあるんですよね。
例えば、環境が合わずに転職したはいいものの、おんなじように嫌いな人がまた現れてしまった…けれど、ポンポン辞めるのもどうなんや、という風に悩み始める、って感じでね。こういうときは考え方を変えていく必要が出てくるんですよね。
■嫌いな人の姿に、自分も似ているかもしれない。
その考え方っていうのが…
嫌いな人の姿に、自分にも似ている側面はないのか、ってこと。これをチェックしてほしいんです。これを専門的な用語で「投影」とか言うたりするんですけどね。
カウンセリングでよくあるケースとして、相談者当人は仕事ができる(というか、仕事に対して真面目さ・哲学がある程度ある)、ってケースが多いんです。で、自分自身はまじめに仕事をしているのに、上司はそうじゃない、みたいな感じとかね。その一方で、相談者がどういうことを上司に言われたかって聞くと、上司なりの考え方が返ってきた、という感じなんですよね。
客観的に、その両者の言い分を見比べてみると…正直言って、上司方に全く一利ないかと言われると「そうでもないぞ」という感想を抱くことが多いんですよね。経営にも関わる視点があるかないか、とかもあるのでね。
結局なにが言いたいかというと…自分が正しいとどこかで思ってしまっていないか、をチェックすることは必要やでってことなんですよね。
たとえば、仕事のやり方が「○○じゃないとダメ!」みたいな見方を自分自身もしていないか、とかね。実は、私自身もこういうぶつかり方をしたんです。上司のやり方がどうしてもできなくて、自分のやり方でやって同じような結果が出るように持っていったけれど、ダメって言われてやる気をなくした、っていうね。でも、上司も正しいんですよ。当たり前ですが。結果を私より出しているのは厳然たる事実だったわけで。
■相手の「正しさ」も、一度受け入れてみよう。
だからこそ、一回はその「正しさ」も受け入れてみないといけないんですよね。
嫌い、ということは、相手の考え方と自分の考え方がまるっきり違う…まったくもって重なっていない、と思い込んでいる、という状態でもあるんです。この「思い込みかも?」ってところを一度、意識してほしいってことです。
ここで、もしかしたら相手も正しいかも?と思えるようになると、自分自身の批判的な視点だったり、はたまたおびえるように執拗に避けたくなる感じが減るはずなんですよね。こうなると、攻撃される機会も減ってくるんですよね。
ですので、嫌いな人が現れたときほど、自分自身が正しさを押し付けていないかをチェックしてみてほしいんですよね。
もしかしたら自分のやり方がアレなのかもしれないし、相手のやり方が正しいのかもしれないし…という風に、視野の広がりが出来るんですよね。こういうのが出てくるだけでも、かなり衝突の機会は減らせると思いますんで、ぜひ一度試していただけたらと思います。
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