見返りありきのWin-Winに辟易しているあなたへ
こんにちは、適職発見チャンネルのキタダハルキです。
それでは今日の内容に入っていきたいと思います。
見返りありきの「Win-Win」に辟易している理由
今回の話は、私自身の実体験でもあります。
まず大前提として、私が「Win-Win」をどう理解しているかを最初にお話ししておきます。
私が考えるWin-Winとは、「お互い得しますよね」というもの。
この前提で、今日のお話を聞いていただければと思います。
最近すごく感じるのが、「見返りがないと不機嫌になるタイプ」の人が結構多いということ。
私はこれを「パチモンのWin-Win」と呼んでいます。
ちょっと耳が痛い話になるかもしれませんが、ここをクリアできると、お互いに本当に喜び合える関係が築けるはずです。
ぜひ最後までお付き合いください。
「パチモンのWin-Win」が生まれる理由
なぜ、こんなにも「見返りありき」のパチモンWin-Winが多いのか。
私は最近、よくこんな場面を見かけます。
たとえば、SNSで「最近こんな悩みがあるんですよね」とつぶやいたとき。
すると、待ってました!とばかりに「それならうちの商品がいいですよ!」と売り込んでくる。
「もっと早く言ってよ、こんないいものがあるのに!」といった具合に、すぐ売り込んでくる人もいます。
でも、そもそも悩んでいると言った人は、「どうしたいのか」を話していないんですよね。
これ、とても大事なポイントです。
悩んでいると言っただけで、「解決したい」とは言っていない。
ここを勝手に「悩んでいる=解決したい」と置き換えてしまうケースが、ものすごく多いんです。
勝手な思い込みが「押し付け」になる
悩んでいると言っただけなのに、「これはあなたにとってもWinですよね?」と、商品や解決策を押し付けてくる。
だから、パチモンのWin-Winになってしまう。
なぜこうなるのか。
これ、日本人に特に多い傾向だと思いますが「空気を読みすぎる文化」が背景にあると感じています。
言わなくても察してあげるのが美徳。
だから本人は言っていないのに、「これが欲しいんでしょ?」と勝手に思い込んでしまう。
でも、察することと、相手に確認することは別なんです。
「欲しいかどうか」を相手にちゃんと確認する。
これが意外とできていないんですよね。
悩んでいるとわかった瞬間に、勝手に解決策をワーッと投げてしまう。
「これがいいよ!」と押し付けると、相手からしたら「急にどうした?」って話になりますし、「いや、求めてないんだけど…」となることもある。
SNSなんかでは「お前誰やねん」ってなることも多いです。
本当のWin-Winは「確認すること」から
じゃあ、どうしたら自然なWin-Winが生まれるのか。
答えはシンプルです。
「これ、よかったらいる?」って聞くだけ。
これが「これいいんですよ!」と押し付けるのとは決定的に違うのは、「断ることができる余白」があるかどうか。
その余白があるかは、断られたときに不機嫌になるかどうかでわかります。
不機嫌になる人は、余白がない。
断られても「了解!また何かあったらいつでも言ってね」とサラッと言える人は、余裕がある。
ここが本当に大事なポイントです。
恩着せがましさが生む「負担感」
もし、相手に何かをしてあげた後に「喜ばなきゃいけない」というプレッシャーを感じさせてしまったら、それはもう失敗です。
相手に「恩を着せた」状態になってしまったら、それは迷惑です。
そして、もし自分が「これだけしてあげたのに!」と思ってしまうなら、それはWin-Winじゃない。
そういうときは「lose-win」や「lose-lose」といった、歪んだ関係性になっている可能性があります。
要は、自分を犠牲にして相手を喜ばせようとする。
でもそれは、相手に「喜ばなきゃ」という負担を与えてしまう。
喜ばなきゃいけないと感じさせた時点でアウトです。
自然な関わり方が一番うまくいく
もしあなたが相手に何かをしたい、と思ったら、喜ばれたらラッキーくらいの軽い気持ちでいきましょう。
いらなかったらそれはそれで仕方がない。
そのくらいのスタンスでちょうどいいんです。
してあげたことは、すぐ忘れる。
これもよく言われる大事な考え方です。
「してあげた」と思い続けていると、相手との距離をどんどん遠ざけてしまいます。
無理して、何かをしてあげようとしなくていい。
もし今、自分に余裕がないなら「今はちょっと余裕がないけど、余裕ができたら力になれるように準備しておくね」と、そんな感じで伝えておけば十分です。
そのほうが、最終的には自然なWin-Winにつながります。
まとめ
- 見返りを期待した瞬間に、Win-Winではなくなる
- 相手に何かしたいなら、憶測せずにちゃんと確認する
- 察するよりも、確認することが大事
- 「よかったらいる?」と軽く聞くスタンスを大切に
- 断られても不機嫌にならない、そこに余裕があるかがポイント
- 無理して何かをしようとしないこと
ぜひ一度、今回の内容を自分の中で考えてみてもらえたら嬉しいです。
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