こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。「適職発見チャンネル」アップしました。
はじめに:人間関係の悩みは「言いすぎ」から始まる
最近、強く感じていることがあります。
それは、「人間関係を整えるうえで大切なのは、言いたいことを言うことよりも、言わなくていいことを言わないこと」だということです。
嫌われる勇気の“落とし穴”
かつての私も「正論で斬る」タイプだった
一時期、『嫌われる勇気』という本が話題になりました。
「嫌われても、自分の信じることを貫こう」というアドラー心理学的な考え方は、多くの人に勇気を与えました。
私自身もその影響を受け、10年前は辛口なメルマガを毎週のように書いていました。
「覚悟なき者は去れ」といった強いメッセージを発し、間違っていると感じた考えや行動は遠慮なく批判していました。
読者も増えましたが、同時に敵も増えていきました。
「本当に言う必要があったのか?」という問い
トラブルも起き、あるときふと、「これは本当に言うべきことだったのか?」と自分に問いかけるようになったのです。
どれだけ正論を言っても、相手が変わるわけではない。
むしろ、摩擦やストレスが増えるばかりでした。
視点を180度変えてみた結果
嫌いなものではなく、好きなものに注目する
そこから私は、「嫌いなものを見て文句を言うフェーズ」から、「好きなものにエネルギーを注ぐ生き方」へとシフトしました。
すると、不思議なことが起きました。
…いや、不思議というよりは自然な流れかもしれません。
好きなものに意識を向けていると、怒ることが減っていきました。
すると、自然と嫌だなと感じていた人たちが近寄ってこなくなったのです。
逆に、自分が「この人いいな」と思える人とのつながりが増え、人間関係がどんどん楽になっていきました。
ご機嫌な自分が、ご機嫌な人を引き寄せる
嫌いなことを考える暇がなくなるほど、好きなものに集中していると、自然とご機嫌でいられます。
そして、その状態がまわりに伝染し、ご機嫌な人たちが周囲に集まってくるのです。
この好循環に入ってからは、対人関係で悩むことがかなり減りました。
まとめ|「言わんでいいこと」は言わない。それだけで人間関係は変わる
言わなくてもいいことを見極め、それを口にしない。
これは「我慢」ではなく、「選択」です。
正論をぶつけて相手の信じているものを壊そうとするよりも、
自分の好きなこと、心地よいものにエネルギーを使う方が、人生ははるかに豊かになります。
SNSが発達した現代では、嫌いなものばかり目にしがちです。
でも、思い切ってタイムラインを「好きなもので満たす」ようにしてみてください。
そうすれば、心が自然と落ち着き始めると思いますよ。
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