職場で“できる人”が評価されない理由|頑張りすぎの3つの弊害

能力アップ
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こんにちは、心理カウンセラーのキタダハルキです。
それでは、今日のテーマ「仕事をやりすぎだ、と言われる人」についてお話ししていきます。

「やりすぎ」とはどういう状態か?

自分では一生懸命やっているつもりなのに、「やりすぎ」「空気が読めていない」と言われてしまう。
カウンセリング現場や日常でも、こうした悩みはよく聞きます。

実例:飲食店で見た“やりすぎ”の空気

頑張っているのに、空気が悪い

ある日、飲食店で食事をしていたとき、こんな場面に出くわしました。
一生懸命に見える女性スタッフがいたのですが、店内の空気が明らかにギスギスしていたのです。

経験の浅い男性スタッフと、ベテラン女性スタッフ

男性スタッフは不慣れで自信なさげ。
一方の女性スタッフはテキパキしており、おそらくエース格。
しかし、彼女は男性スタッフの仕事を奪うような動きをしていました。

問題1:仕事を奪うことで相手の成長機会を奪う

仕事ができる人ほど、つい「自分がやったほうが早い」と考えてしまいます。
ですが、その結果、相手は成長するチャンスを失い、結果的に「動けない人」になってしまいます。
このパターン、思い当たる人も多いのではないでしょうか。

問題2:態度の差が信頼を損ねる

その女性スタッフは、店長など目上の人にはへこへこする一方で、後輩にはきつく当たっていました。
言葉遣いや態度に差があると、信頼は一気に崩れます。
仕事ができるからこそ、周囲への態度が問われるのです。

問題3:自分もミスをしているのに他人に厳しすぎる

実際、その女性スタッフも大きなミスをしていました。
サラダの注文ミスでお客さんとトラブルになった場面(実害あり)がありました。
しかし、男性スタッフの些細な聞き間違い(実害なし)には激怒していたのです。
こうした態度は「自己中心的」と捉えられ、評価を落とす原因になります。

1人で頑張りすぎることのリスク

このようなケースでは、「頑張っている人が職場の空気を悪くしてしまう」という歪みが生まれます。
「助けているつもり」が「成長の妨げ」になり、結果的に職場全体のパフォーマンスも下がってしまうのです。

どうすればいいか?

まずは「自分が仕事を奪っているかもしれない」と認識することが大切です。
頑張りすぎることで、周りが動けなくなってしまうこともあるのです。
また、できる範囲を超えて無理に背負わないこと。
怒りやストレスをお客さんの前で見せてしまえば、どれだけ仕事ができても評価されません。

まとめ:頑張りすぎは逆効果になることも

頑張ること自体は素晴らしいことです。
しかし、「やりすぎ」や「空気を悪くする行動」になると、かえって評価を下げてしまうこともあります。
過去に同じような光景を見たことがある人は、ぜひ思い返してみてください。
頑張りすぎが評価されていたかどうか、振り返ってみると気づきがあるはずです。

自分自身が「頑張りすぎているかも」と感じたら、少し立ち止まって考えてみてください。
無理なく、等身大で仕事と向き合っていくことが、最終的に自分自身のためにも、周囲のためにもなるのです。

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