公平すぎる人が損する理由。

性格・持ち味を活かす
この記事は約6分で読めます。

“えこひいき”は、してもいいんです。

こんにちは。心理カウンセラーのキタダハルキです。『適職発見チャンネル』更新しました。

今回のテーマは…「公平にこだわると、むしろ人間関係で損する」。

公平って聞くとね、一見いいことだと思うと思うんですよ。同じように扱うっていうのは当然のことじゃないかっていうふうに考えるのは普通のこと。

これがね積もり積もると…というか、その「これの中身」が一般化されたものが「えこひいきは嫌だ!」とか「罪だ!」ぐらいに思ってる方もいらっしゃるかなと感じています。

ただ…思うところがありましてね。今回はそういうお話です。

■あなたが「いいな」と思っている人のことをイメージすると…

1回考えてほしいんですが…

あなた自身が「この人いいな」って思ってる人がいるとするじゃないですか。

…えこひいきしたくなりませんか?っていうことなんですよ。

例えば自分がいいと思っている人の中身…要は自分に対して良くしてくれる人のことですよね。例えば協力してもらったりとか、そういう感じでちょっと自分のことを他の人より良い扱いしてもらってるなっていうような感覚がある人のことをイメージしてほしいんですが…

こういう場合に、お世話になっているのに、えこひいきしませんよ!そんなのなしで!っていうふうに言うのって、正直どうかなってなりません?要はえこひいきをいったん拒否してしまうと、当然ながらこれから先もえこひいきがなくなる(=いい扱いになる可能性も消える)わけですよね。

■公平の指す中身って、人によって実はバラバラ。

公平っていう言葉で、そのイメージされる中身ってバラバラなんですよね。持ってる価値観によってはむしろ不満の種になるというか。

いやもっとああしろこうしろってなってる世の中の状況をみたら、公平っていう価値観がいかにバラバラかってのはよくわかると思うんですけど…

一応その何ていうか「不満を持ってる方のもっとああしろこうしろの中身」ですよね。それを掘り下げていったら、結果どういうものが出てくるかっていうと、自分自身が不利益を被りたくないってだけだったりするんですよ。でも、そのせいで周りの人が不利益を被るかもしれないのは意識の中に入っていないっていう形だったりするわけ。

こうなると、自分が不利益をこうむりたくないっていう部分を殊更に主張するのは不公平じゃないの?っていうことになると思うんですよね。

■公平を求めすぎると、むしろ不公平な扱われ方を呼び込みがち。

しかも、公平を求めているのにそれが満たされない状態があると、自分自身が不満にフォーカスを当てがちになるんですよ。この状態の人って、常に不平不満をいっぱい言ってしまってるような感じになるんですよね。

こういう不平不満を言ってる人に対して、例えばいい扱いしてみようとかって思うかって話なんです。そうは思わないと思うんですよ。うん。

こうなるといい縁が寄り付かなくなってくるんで、どんどんどんどん自分自身の運が巡ってこなくなって、もっともっと何か不公平な扱われ方、不平不満をずっとずっと言わなきゃいけないような扱われ方ていうループから逃れられなくなっちゃうんですよね。

■したいように過ごし、されたいように生きる。

では、どうやってこういう状態を脱出すればいいのかっていう話なんですけども…

ポイントはしたいように過ごして、されたいように生きる。

こんな感じです。

つまるところ何が言いたいかっていうと、えこひいきすりゃいいんですよ。自分が気に入った人のことはよく扱うっていうところをしていけば、それがその分、やっぱ返ってくるしっていうところなんですよね。

これでもまだ多分、えこひいきなんて良くない!って思う方がいらっしゃるかなと思うんですけど…例えばね贈り物をするケースとか…例で言うとあれか、バレンタインとかがわかりやすいですかね。

本命チョコと義理チョコ同じわけないやろって話なんですよ。うん。これ公平とか言って、本命チョコと、義理チョコ同じもの渡してたら結果出ないですよねっていうことなんですね。そう。

■えこひいき=嫌いな人を不当に扱うのはNG。

つまるところ、なんでもかんでも公平に扱ってると、自分自身がその熱量が違いを伝えるときに、ズッコケた形にやっぱなっちゃうんですよね。

要は、気に入ってもらえないと困る人というか、自分自身がこれから良い関係を築いていこうという人に対してその辺の人たちと同じように公平に扱ってるだけでは伝わらないんですよ。うん。

ここで一つ注意してほしいのが、そのえこひいきのあり方についてなんですけど、要は好きな人っていうところにフォーカスを当ててほしいんですね。

これね、えこひいきを嫌ってる方によくありがちなのが…嫌いな人を下げて扱うっていう形で認識してる方が多いと思うんですけどこれはやめた方がいい、やめた方がいいとか、もうやめなければいけないと思います。

嫌いな人を不当に扱ってると、好きな人をえこひいきしたときに悪目立ちするんですよ。いやそれこそ差別してるのかな?というように、扱いにやっぱ大きな差が出てしまうんで。これがやっぱ良くないんすよね。

なんか嫌いな人を不当に扱っているところが目について、仮にその好きな人への対応を良くしようとしても、なんか媚びてるのかな?みたいに見えちゃうんです。

■大事に扱えば、大事に扱われる。

つまるところ、もっともっとさらにシンプルに言うと、大事に扱えば大事に扱われますってことです。

これはただただ公平というだけではなかなか実現できないんですよ。これね…少し抽象的な概念になるんですけどエネルギー量とかで考えていただけるとわかりやすいかなと思います。

要はエネルギーをたくさんもらってる人には、そのたくさんの分渡すでしょっていう感じなんですよ。エネルギーをそれなりにしかもらってない人には、それなりですよっていう…これこそむしろ公平なんじゃないんですかって思うわけです。うん。要はだからもらった分返しましょうねっていう感じです。

つまるところただ公平にしてるだけだといいところトラブルが起きないが限界かな、というのが個人的な所感でもありますね。少なくとも喜ばれるとはいかず、トラブルが起きないまでが限界で、喜ばれはしないって感じ。

これやっぱりね寂しいと思うんですよね私はね、うん。

■まとめ:公平を意識するのではなく、大事にしてくれる人を大事にする。上げないよりも「不当に下げたりしない」が大事。

ですので、やっぱその大事にしたい人を大事にするっていうような感覚で、自分自身がその好きな人を良く扱うというか、好きだっていうところをこの大事にして扱う一方で、嫌いだからといってやたらと不当に下げて扱うようなことはしない。

これを守っていれば実績を上げたりとかしたら、その分評価されるよねっていうような形になっていくと思いますんでね。

ですのでぜひ、公平っていうことだけをやっぱ意識するんじゃなくて…例えば自分自身が扱いに不満だなと思うのであれば、評価されるほど、自分自身はちゃんと行動を起こしているのかなとか、そういうところにフォーカスを向けて前向きにやっていった方が、人間関係が好転してくると思いますのでぜひ一度考えていただければと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました