「頼ること」へのネガティブイメージを払拭しましょう。
こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。「適職発見チャンネル」アップしました。
人に頼れる方、苦手にしている方…結構ハッキリ分かれると思っているんですが、今回は人に頼るのがうまくいく考え方について、お話ししてみました。
■人に頼るのが得意、苦手…これはどこで分かれる?
人に頼るのが得意、苦手…これって、どこで分かれるのか、ってところなんですけど…
一番大きいのが、人に頼ることについて、どう思っているのか、というところだと私は思っています。
…ということで、さっそくワークです。ぜひやってみてから、読み進めてくださいね。
★ワーク1:人に頼る、と聞いてどんなイメージが湧くか。あるだけ書き出してみてください。
…さて、スペースの都合上、当ワークを以前やっていただいた際に出た具体例をもうここに書き出すことにしますが…
嬉しい、助かる、誰に頼ったらいい(か、わからない)?、頼っても怒らない?、依存、心強い、仕事が分担できる…
といった言葉が出てきたわけです。これを使って、次のワークに入ります…
★ワークその2:書き出した言葉の種類を、ポジティブなもの・ネガティブなものに分ける。
さて、やっていただくことは見出しの通りになります。
さっきの具体例を使うと…
- ポジティブなもの…嬉しい、助かる、心強い、分担できる
- ネガティブなもの…誰に頼ったらいい?、頼っても怒らない?、依存
この2つを見比べていただけたらわかると思うんですが…結局、ポジティブなイメージを持っていれば頼ることもやりやすいし、ネガティブだとやりにくい、ってことなんですよね。
これは裏を返せば、このネガティブな言葉にまつわるイメージを変えていけば、人に頼るのもやりやすくなっていく…ということでもあるんですよね。
★ワーク3:ネガティブなイメージは「本当にそうなのか」分析する。
これも具体例を使ってやっていこうと思います。
まずは…誰に頼ったらいいのか?ってヤツからやっていこうと思います。
これは言い換えが有効。誰に頼ったらいい?⇒どんな人なら、頼りたいと思うのか。これまたワークになるんですが、ありったけ書き出してみてほしいんですよね。
こういう質問へ切り替えると…優しい、余裕がある、落ち着いている…って感じの人なら頼りたい、っていう前向きなフィーリングに変わっていくんですよね。このフィーリングを元に人を観ていくようにすれば、少なくともネガティブなフィルターにかけている状態よりは遥かに「頼りやすい人」が見つかっていくはず。
この書き換えは非常に有効だと思いますんで、ぜひ一度試してみてほしいと思います。
★ワークその3-2:「頼ったら、怒らない?」というフィーリングを書き換える。
続いて、この見出しのフィーリングも書き換えておく必要があるので、お話ししますね。
私…小学校3年生ごろだったと思うんですが…書道の授業に必要な道具を忘れてしまって、隣のクラスに借りに行かないといけなかったんですよね。ただ、このときの私はその、頼ったら怒られる!みたいなフィーリングで満ちていたんですよ。その結果、テンパってしまって号泣…
要件は隣のクラスの先生が汲み取ってくれたからなんとか伝わったものの、物事の伝え方については苦言を呈されて…という感じになって、こんな目に遭うなら、やっぱり人に頼りたくない!というような感覚になってしまったんですよ。
でもこれ、よくよく考えたら「頼ったこと」がダメだったわけではなくて、要件をきちんと伝えられなかったことだったり、なんなら忘れ物をしたことがよくなかっただけなんですよね。でも、そのイヤな感情の引き金になったところだけやたらとインパクトに残って、頼ったことがおかしかった、みたいにフィーリングが歪んでしまった、というね。
また、子供時代ではなく大人になって以降のことを振り返っても…結局、頼って怒られたことはなく、むしろ頼るのが遅くて怒られた、って形がすべて、でした。
■頼りたいポイントを、明確に。
結局のところ、大事なのは頼りたいポイントを明確にして頼ることだと私は思っています。こうすれば、頼るときのネガティブなフィーリングを払しょくしていけるんですよね。
ですので、特に先ほど説明したようなネガティブなフィーリングについては積極的に書き替えていくことをお勧めします。そうすれば、必要な時に必要なヘルプを得られるようになって、自分自身がラクになると思いますよ。
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