許せない自分を責めているあなたへ。怒りが消える「自然な順番」。

心のモヤモヤ解消
この記事は約4分で読めます。

許せない相手を無理に許そうとしていませんか?

適職発見チャンネルのキタダハルキです。 本日のテーマは「許すのはいつかでいい」というお話です。

どうしても許せない相手や出来事があって、毎日ムカムカが止まらない。そんな方に向けてお話しします。

特に30代、40代と責任ある立場になってくると、「いつまでも怒っているのは器が小さい」「早く許して前を向かなきゃ」というふうに、自分を無理に納得させようとしているケースが多く見受けられます。

結論から言いますと、無理に許そうとするのは今すぐやめてください。 むしろ「許さないままでいい」という感覚でいても大丈夫です。今日はその理由と、どうすれば心が楽になるのかをお伝えします。

「許しは最大の愛」という言葉の罠

カウンセリングの世界では「許しは最大の愛」と言われることがあります。 確かに、すべてを許せたら楽なのは間違いありません。いちいち怒らなくて済みますし、過去を思い出して「キッ!」となるような「思い出し怒り」もなくなります。

私自身、過去にうつ状態になった原因の出来事については、今では感謝していると他の動画でもお伝えしています。しかし、正直に言って、そんなに綺麗にすっと許せたわけではありません。

私が当時の出来事を許せたのは、いくつもの段階を踏んだからです。腹が立つときはいつまで経っても腹が立ちます。それを無視して「許さなきゃ」と思い込むのは、メンタルにとって非常に悪影響です。

怒りに蓋をすると「心に泥」が堆積していく

優しい人や真面目な人ほど、不満を飲み込んで蓋をする傾向があります。 しかし、蓋をしても怒りは消えません。

例えるなら、水の中に砂を入れていくようなものです。砂は水底にどんどん沈殿し、累積していきます。するとある日突然、直接は関係ないような些細な出来事で「プツン」と切れてしまったり、あるいは体が動かなくなったりするのです。

深く掘り下げてみると、何年も前に言われたことや、やられたことが消化されず、ドロドロした状態のまま残っている。これがストレスとして噴出してしまいます。これは自分自身の「本当の気持ち」を見逃し続けた結果なのです。

許しとは「するもの」ではなく「勝手に起きるもの」

ここが非常に重要なポイントですが、「許し」とは意図的にするものではなく、勝手に起きるものです。

無理に許そうとするのは、テスト勉強をせずに100点だけ欲しがっている感覚に近いと言えます。「許し」という正解があるから、とりあえず答えだけ書きました、という状態。これでは中身が伴っていません。

本当の「許し」とは、自分の中に溜まった毒を吐き出し、苦しみ、自分と向き合う過程を経て、最後に出る「残りかす」のようなものです。いきなりゴールにワープしようとしても無理なのです。

心の平穏を取り戻すための2つのステップ

許そうとするのではなく、まずは以下のステップを大事にしてみてください。

1. 快適な人間関係を優先し、境界線を引く

「あいつムカつく」という気持ちを認めてみると、自分が何を嫌だと思っているのか(自分のツボ)が見えてきます。 例えば「敬意のない態度を取られるのが嫌なんだな」と分かったら、そういう人とは距離を置く。仕事で必要な連絡は取っても、それ以外は関わらない。自分を守るための「境界線」を引くことが大切です。

2. 「どうでもいい」と思える瞬間を待つ

自分にとって楽な環境を作り、心が平穏を取り戻したとき、ふと「あんなことで悩むのも時間の無駄だな」「もうどうでもいいわ」と思える瞬間がやってきます。

私の場合も、過去の上司に対する怒りは、今の生活が充実してきたことで自然と消化されました。自分の失敗談や辛かった経験を、笑い話として気楽に喋れるようになったら、それこそが「許せている証拠」です。

まとめ:今は無理に許さなくていい

今は無理に許さなくていい。 しっかりとムカついて、自分のその気持ちを大切にしてください。

「許す」のはずっと先、いつかでいいんです。 もっと言えば、許す・許さないという次元を超えて、その出来事自体が全く意識に登ってこない、自分の生活に集中できている。 そんな感覚になれたときが本当のゴールです。

ぜひ、一度ゆっくり考えてみてください。


次の一歩として: もし今、特定の相手に対して怒りが止まらないのであれば、まずは「私はあいつが嫌いだ!」と紙に書き出すなどして、自分の感情をそのまま認めてあげることから始めてみませんか?

コメント

タイトルとURLをコピーしました