自分自身もいい加減になってしまう前に…。
こんにちは。心理カウンセラーのキタダハルキです。
今日のテーマは「職場の仕事がいい加減、もうやめたい」。
こう思ったときにどういう行動を採っていけばいいか、ってお話をしました。
■いい加減な会社は、辞めていい。
こういう質問というか…これカウンセリングとかでもね、よく受ける相談内容として割とベタなやつですね。
例えばどういうふうにいい加減かっていうと…取るべき記録を取ってない。
これはね、法的なやつと会社の中だけで通用するやつとかそういうやつも含みますね。それに伴ってですけどばれなきゃいいみたいな価値観を結構強めに持っている、という感じ。これね…結局顧客さんに対して不誠実だったり、属していると精神的に苦しい形になるんですよね。
もう結論から言うともうそういう会社はやめていいです。うん。
やめていいっていうふうな言い方をしたんですけどもそれ以上にもうちょっとやめなければいけない。それに近いかなというふうな感想を抱いてます。
■会社は、連帯責任チック。
なんでかっていうとね、会社って連帯責任チックになるじゃないですか。
要は誰がやらかそうが、何かしらちょっと空気が悪くなったりするんですよね。これ、自分がやらかす分にはまだマシなんですよ。別に自分がやらかしてるから責任あるよねって思えるんですけど…
このいい加減な会社の場合って、誰かがやらかすリスクが高すぎるんですよ。たとえば出すべき書類出してなかったとかね。あとはお客さんのところで何かやらかしたとか、もっとひどい例になると法律的ににもう「×」のやつをやっちゃったとか…それに伴って行政から注意を受けたとかってなると、むちゃくちゃ空気ピリピリするんですよね。私自身もこれ経験があったので…うん。
これねしんどいんです。特にねやっぱり俺は悪くないのにっていうふうに思ってしまうようなケースでっていうと、どうしてもね、何とかできないんですよ。会社がどうにかなってしまうのをいち社員の力で止めるのはやっぱ無理です。うん。
■自分が「やらかす側」になる前に。
それもあるんで…やっぱ染まってしまう前にやめないと、自分もやらかす側になるかもしれないし、なんならやらかされる側にもなるかもしれないしっていうのがあるんですよね。
だから、その会社のやってる仕事がいい加減やなっていうふうに思ってしまうっていう状態が特に続いていてもう苦しいまでいっちゃってるのであれば、それはもうやめていいんじゃないかなと思っていますね。
これが例えばね、他の人から見たらいい加減に見えても、会社の中にいて、その自分自身としては別にこんなもんでええわと思ってるんであれば全然続けたらいいです。そこはもう自分自身のさじ加減なんで。例えばそのね、連帯責任チックな環境の方がいいっていう人もやっぱりいるのはいるんで。
ここに関しては自分自身どう思ってるのかっていうのを考えていただければと思いますね。
■なぜ、いい加減な仕事は良くないのか。
では、改めて、なんでいい加減な仕事ってのはよくないかっていう話をする(もう少しちょっと大きな視点での話ですね)と…いい加減な仕事してると真面目な人材をまず失うんですよ。
こんなとこでやってられるか!ってやっぱなるんで。
この真面目な人材を失うと、いい加減な人ばかりになるっていうね、そのループに入っちゃうんですよね。いい加減な人ばかりになると、何が起きるかって言ったらさっきのような連帯責任チックな感じで責任を取らなきゃいけないような大きめのトラブルが起きる、しかもトラブル因子を持ってる人ばかりになっている、という状態なんですよ。いい加減な人ばかりになってるっていうね。だから毎度毎度トラブルが起きるかもしれないと思って毎日毎日過ごさなきゃいけなくなるんで…
これねやっぱもたないですよね。
しかもそういう環境にいると、だんだんだんだんね、自分自身が真面目にやってると損をしている感覚出てくるんですよ。うん。その「損をしている感覚」というのを解消しようと思ったらやっぱ自分もいい加減にならなきゃいけなくなってくるっていう…
この自分までもいい加減になってしまったっていう状況ができてしまうと、当然ながら誰かを(文字通りだったり、比喩的表現としても)大怪我させるかもしれないわけです。
その責任がやっぱり自分にも降りかかってくるってなると、例えばもう100歩譲ってその会社では通用するかもしれないけれど、そのやらかしで会社が潰れました。そしたら、次の会社へ行きましょうってなるじゃないですか。
そんときに、前の会社で何してましたかって言われて、そのいい加減な仕事ぶりを伝えざるを得なくなってしまうわけです。
こーれは、きついですよ。
もう、それこそ次のキャリア探すまでどれだけ苦労しなきゃいけないかって話になってきてしまうんで、だったらもう少しきっちりした環境で自分の力を試してみたいとか、そういうふうに思って前向きに仕事をしようっていうふうな形にしていく方がもうナンボもいいでしょっていうことなんですよ。うん。
■会社の仕事がいい加減と思う=あなたのレベルの方が高い。
ですのでね…やっぱり職場の仕事がいい加減って思ってしまった時点で、自分自身のレベルが職場のレベルよりも高いと思っていいです。もうこれはもうそういう感じでいいです、全然上から目線とかでももう何でもいいんで。
その自分自身のレベルよりやっぱ低いところにいるとどうしても天井下がってくるんですよ。その仕事自体が、なんていうかな、やらなきゃいいことをやってるような感覚になってきちゃうんで下がってくるっていう形ですね。この下がってきた感じが出てくるとやっぱり自分の力ってどんどんどんどん落ちていくんで、こないだもねなんかこの感じの話をしたと思うんですけど、山が下がってくるって話ですね。
グラフみたいな例えでねちょっとお話したやつがあったんですけど、その感覚よりももっとひどい感じで下がってくるんですよね。要は、自分がこれ頑張ってんのアホらしいわ、みたいなのを自覚してる分どんどん自分自身がレベル下げてきてしまうんで…
こうなると、次の環境に移るときにその下がった状態で探すしかなくなるんで…これはきついんですよ。
それも絶対やめた方がいいと思いますんで、ぜひともねいい加減って思ってしまったときはもうやめちゃおうっていう形で考えて、次のね、もっと自分自身がきっちり仕事をできるかもなって思うような環境を目指してほしいです。
■補足:自己評価を下げたまま次の会社を探さない!
これねここでポイントなんですけど、その職場の仕事がいい加減って思ってやめたいけどやめられないっていうふうになっちゃってるときって、自分自身の評価が下がりすぎてるときがあるんですね。
この自分自身の評価が下がった状態で次の仕事を探すと自分が何となく働いてみたいなと思う会社に飛び込みきれないときがあるんですね。「自分のレベルで、こんないい加減なところにおった自分やけどいいんかな」みたいなとこがちょっと出てきちゃうんですけど、ここはね何とかやってみたいっていう方向を押すような感じでやっていただければ。
これで多分、もうちょっと自分自身のいいと思える環境に行こうっていう意欲が出てくると思います。ぜひとも一度考えていただけたらと思います。
コメント