「続ける」よりも、「長く休まない」という意識で。
こんにちは。心理カウンセラーのキタダハルキです。『適職発見チャンネル』アップしました。
失敗で心が折れてしまって、なかなか続けられない…というお悩みをいただきまして。一応、それなりに物事をやめずに続けてこれた経験の中から、ヒントになりそうなところをお話ししてみました。
■続けてこれた、一番大きな理由。
私の継続経験をお話ししますと…YouTubeは4年、ブログは13年程度、メルマガは通算2100号を突破しました。心理カウンセラー歴も12年になりました。
では、なぜこんなに続けてこれたかっていうと…
失敗しても、自分を責めたりしていない。これが結構大きいと思っていて。
実は、継続しているものも「毎日ではない」ものが大半を占めていて。YouTubeも、メルマガも、休止した期間があります。体調とか、それこそ単純に内容を整えられる状態になくてやめた、とかもありました。
ということもあって、感覚としては「続ける」というよりは「長いこと辞めない」って方が近いと思っています。こっちを目指す方が正直、ラクだと思います。気分が乗らないときは敢えて違うことをしたりして、続けないことをOKにするのが非常に重要。
■気乗りしないときに「やらない」という許可が必要な理由。
では、なんでそういう許可が必要かというと…
気乗りをしていないときに「頑張った」という感覚が入ってしまうと、奥底の意識に「イヤなことを頑張った」ってのが入っちゃうんですよね。これが厄介。
いやね、そのとき「だけ」はいいんですよ?乗り切れはすると思いますし。ただ、その次が大変なんですよ。もう一回やろう、ってときに大きなブレーキがかかってしまってね。「イヤなことをしないと続けられない」っていう思い込みに繋がってしまうというか。この負荷を乗り越えてもっかい…ってのは相当難しいです。
言うなれば、この状態だと三日坊主すら難しいんです。三回も、やらなあかんの?ってなるんでね。すると、三日坊主にすらなれない…というような「自分責め」に繋がるんです。で、自分責めをするから失敗が累積して、今度は次のチャレンジも「三日坊主すらなれんかったのに…」みたいな気持ちになって、悪影響が循環するんです。これはマズイ。
■しんどい日はやらない。やる気があるときだけやる。
ですので、まず大きな対策として…
- しんどい日はやらない。
- やる気があるときだけやる。
まずはこれぐらいで始めたらいいんじゃないかと思います。
私の楽器経験(ギター)の例でお話ししますと…最初、当然ながらやれること少ないんですよ。単純に弾けないし。ここで高いハードルを設けてしまうとよっぽどのやる気がないと続けられないんです。
だから、やれることをひとまずやるしかないんですよね。私の場合は幸い、コードを弾くことは最初から割とできた(ここの中身は人によってもちろん違うので、自分に合わせてくださいね)んで、そこを拠り所にして続けました。その結果として、苦手だったところも少しはできるようになって、だんだん「続けるための障壁」がなくなってきた、ということです。仮に一回やる気がなくなったとしても、戻ってこれるところまで経験値を積むことができた、ということでもあります。
こうなってしまえば、毎日やる必要もないんですよね。やれば勘は戻るし、そのときにやる気のあることをすれば、それは積み上がるし…というような、気ラクな状態ですね。
■ホンマにやりたいか?という問いかけ直しも大事。
ただ、今まで説明していたような…やる気のあるときだけやる、ってことを続けていても、心のペースがなかなかついてこないこともあります。やる気の出ない期間が一か月を超えてしまった、とかね。
こういうときの対策としておすすめなのが…ホンマにやりたいか?ってのを改めて自分に問いかけるのも有効。この問いかけの結果、やっぱりやりたいとなるのであれば自分のことを待ってみて…そうならなかった場合は潔く辞めてみるのも一手です。
なんせ、私としては「始めるなら、必ず成功しなければならない」みたいな呪縛に囚われないでほしいと思っています。
できないことはできないし、できることはできるんです。当たり前の話ですが非常に大事です。心が追い込まれるとこのことが見えなくなりがちなんでね。何もかも出来てない気がするのもそうだし、反対に全能感みたいに何もかもできる気がし過ぎなのもよくないんです。一回失敗すると心がバキッと行くのはこのタイプの人も多いんで…。
ですので、自分の気持ちにバランスよく向き合うという感じで…
- しんどいときは、やらない。
- やる気があるときだけ、とりあえずやってみる。
この結果、いつの間にか続いてたな…みたいになってくると思いますので、ぜひ一度、試していただけたらと思います。
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