嫌われるのを、特別視しない。
こんにちは。心理カウンセラーのキタダハルキです。『適職発見チャンネル』アップしました。
人に嫌われることを怖がってしまう…というのは、誰しもあること。だけど、それで行動にブレーキをかけてばかりもいられないと思いますので、気にしすぎないための考え方についてお話ししてみました。
■人に嫌われることは、避けられない。
まず結論から言いますと…
人に嫌われることは、避けられません。
身も蓋もないと言えばそうですが…理由としては、あくまで嫌うかどうかは相手次第で、嫌われないように自分でコントロールはできないから。
これ、私の実例でお話ししますと…楽しく飲みに行ったと思っていた人をもっかい誘おうと思ったら「なんで誘ってくるんですか!あなたのこと、嫌いです!」ってなってしまったことがありましてね…苦笑。すごくビックリしました。自分は楽しかったと思ってましたからね。
要は、嫌われてるなんてまったく想定しなかった相手であっても嫌われてしまっていたってことはあるんやで、ってことです。
■人付き合いをごまかさなければ…
ただ、苦手にするタイプの人が人間関係の中核に入ってきてしまうこと自体は減らせる、と私は考えていて。これは「嫌われたり、嫌いになったりする確率の高い人」が人間関係の中心に来ちゃうことは減らせる、という意味です。
では、どういう風にすればそういう状況に持って行けるかというと…
人付き合いをごまかさない、ということ。これが大事。
例えば…これまたさっきの私の例でお話ししますが…実は楽しく呑んだ一方で、その相手のことを「とても支持できない」要素もあったことから目を逸らしていたんですよね。仲はよかったんですけどね。
結局、最終的にはあることないこと言われて関係が終わってしまったんですが、このときはすごくショックを受けました。まったく気持ちが準備できてませんでしたからね。ただ、振り返ってみれば、好きじゃない要素も十二分にあった、ということから目を逸らしていたのも間違いなかったんですよね。
■悪い人じゃないんだけど…というワードに注意。
あと、その人のことを思い出すときに浮かんできたキーワードで、結構危ないなと思ったのが…
悪い人じゃないんだけど…ってヤツ。これほんと要注意で。
もちろん、倫理的な意味でいえば、人のいいところを見る・探すのはとても大事なこと。ただ、明らかに相手の中に気に入らない価値観があるのに、そこを無視してしまう…までいってしまうと話は変わってきちゃうんです。
当然ながら、無視した分は相手の実像をきちんと見てない、って話になってしまうんで、あとからこじれしまうのはそらそうよ、ってことなんですよね。本当に注意してほしいポイントだと思います。
■嫌いなら、相手と接する機会を減らそう。
では、こういう「モヤモヤ人間関係」にしないためにはどうしたらいいか。
大切なのは、嫌いな相手と接する機会を「減らす」こと。付き合いを減らしていけば、勝手に人間関係の外に行ってくれる例がほとんどだと思います。
ここでポイントになってくるのが、ことさらに相手のことを嫌いだと主張しなくていい、ってこと。やっぱり、角が立つんでね。
言わなかった結果相手が気づかない&言うしかなくなってその結果起こることに対して自分で責任をとれるなら話は別ですが、そうでないなら「接するのを減らす」だけにしとく方が無難です。なんだかんだ、接触機会が減ればだんだんいなくなってくれますから。
※なかなか人間関係の外に出ていってくれない、って方は、なんだかんだ相手に「お付き合い」しちゃってる例がほとんどだと思います…。誘われたら仕方なくでも付き合ってたり、とかね。
■嫌いな人と接するのをやめるのに、勇気は要らない。
そんで、もうひとつ大事なポイントがありましてね。
それこそが嫌いな人と接するのをやめるのに「勇気」は要らない、ってこと。
理由はシンプルに、角が立つような行動をわざわざとるマインドに結びついてしまいやすいからです。口に出してみたらわかりやすいと思います。嫌われる勇気出すぞ!ってね。なんかおかしいよな、って思うはず。
単に接触頻度を減らそう、って話なのに、攻撃的なムードを持ってしまったらそれはむしろ「負の接触」を増やすことに繋がってしまいますんでね。内心イヤなのに無理やりその場に行こうとするのはもちろんですが、相手からの誘いにも露骨に嫌がるんじゃなくて、単純に自分の事情で断ればいいんです。仕事が忙しいとか、他にすべきことがあるとかね。
敢えてこういう言い方をしますが…ふつうに、断ったらいいんです。
■しつこくされても、まずは自分から接する機会を減らすという意識で。
ただ、これでも「しつこい人」っているじゃないですか…って思う方もいると思います。実際、そういう話を聴くことは少なくはないです。
それでも、やはり単純に接触の機会を減らしていけばお互いの関心の中から消えていくんですよね。例えば、好きじゃない芸能人のこととか想定したらわかりやすいかと。年がら年中、その人のことなんて考えていないでしょ?自分から触りに行かなければそんなもんなんですよ。
接する機会があれば思い出すし、なければ思い出さないんですよ。
ごく当たり前の話ですが、ムチャクチャ重要です。仕掛けられたとしても、まずは自分から接するのをやめる、って発想ありきでいれば、確実に接点は減っていくはず。
■自分自身も、なんかやってもうてるかも。
あと、嫌われてしまったときに思い出してほしいこととして…
そういう事象って、自分自身がなんかやっちゃってるかも、ということ。
冒頭部分でお話しした飲み会の話も、私は楽しいと思っていましたが…絡み酒のようなことをされた!って相手からは主張されましたからね。率直に、覚えてなかったのでその旨を伝えつつ謝りましたが、もちろん関係はそこで終了しました。
なんせ、やっちゃったことが自分に帰ってきただけなのであれば、これはもう仕方がないんですよ。嫌うかどうかは相手が決めることですから。腹をくくるしかない。
先述の件は私自身の慢心もあったと思いますが、それこそ気を付けてやっているはずの発信でも後でグチャグチャ言われてたことを知ったりとか、ありますもん。こんなところまで過度に気にしていたら身が持ちません。
■まとめ:仕掛けない、特別視しない。
まとめますと…
- まず、嫌いな人に仕掛けにいかないということ。
- 加えて、嫌われるということを「特別視」しない。
特に後者が大事で…嫌われることを特別視してるのって、どこかおごってる側面が出てしまいがちなんですよ。真面目にやってるんだから、嫌われるはずがない、みたいなね。嫌うかどうかは相手の問題であって、自分自身ではコントロールできないんです。
この辺りを腹に落としていければ、嫌われることを必要以上に気にしてストレスを溜める機会は減っていくと思います。
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