仕事ができない自分を許せなくて苦しんだ私が、ラクになるまでのエピソード。

仕事のお悩み
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本当に、“その人”に認められなければいけないんですか?

こんにちは。心理カウンセラーのキタダハルキです。「適職発見チャンネル」更新しました。

今回のテーマは「仕事ができない自分を許せなくて苦しんだ…」という私が、どうやってその自分を許して前に進んでいけたか、って体験談になります。

■仕事「以外」なら、できないことも許せてた。

過程の部分からまずお話しするんですが…

実は、仕事「以外」ができない(結果が出ない)ことに関しては、案外許せてたんですよ。

例えば、受験失敗に関しては、ある意味それがあったからこそ大学で音楽に打ち込むことができましたし…そもそも、別に自分の中では頑張ったと思っていたわけです。あそこからもう一年浪人するか?って言われたら、とてもじゃないけどできない、って思うぐらいにはやり切っていましたしね。

一方で、仕事に関してはそうはいかず…。

というのも、やっぱりどうしても会社員というか、社会人になってからの人生の方が「長い」じゃないですか。かくいう私だって、社会に出てからは曲がりなりにも14年目。結構な年数です。もちろん、今まで過ごしたカテゴリーの中でも最長になっているわけで。

そういう途方もない長い人生をイメージしてましたから、仕事ができない=生きていけない、って気持ちになっていたんです。だから、仕事ができない自分を許すことができないのは必然でした。

■会社を休むことにも、強い抵抗感…

そんな気持ちでしたから、会社には行くけれど、仕事が出来なくて、家に帰って落ち込む…の繰り返しでした。無論、精神衛生上も悪くて体調不良を抱えることになりました。

でも、会社を休むことにも強い抵抗感があったんですね。

新入社員のときの社員旅行で「気苦労」みたいなものから体調を崩し、その翌日にとても会社にいける体調ではなくやむなく休んだんですが…そのときに先輩社員に嫌味を言われたわけですね。「社員旅行みたいな楽しいイベントのあとで休まれると社員旅行がなくなる」みたいなやつね。こんなもん、あしらっとけばいいって今ならわかりますが、当時の私は真に受けて、これでさらに落ち込んで…体調がすぐれなくても休むのが怖くなったんですよね。

この積み重ねが、結局抑うつ症に繋がってしまったわけです。

■仕事ができない私を許せるようになったきっかけ。

では、どういうタイミングでその…「仕事ができない私」を許せるようになったか、というと…

実は、抑うつ症を引き起こす決定打になった一日がそのタイミングだったんですよね。

その日の序盤に大きなミスをしてからずっと険悪ムードで、それでもなんとか最後までたどり着いたときに、最後上司から指示出すから、って話があったので待っていたら、なんで来ぇへんねん!と怒られたわけです。

ここで完全にキレたんですよね。「こんなヤツに好かれなやっていけへんの?はぁ?」というのが、完全に偽らざる私の気持ちでした。自分がまったく尊敬できなければ好きでもない人に認められるかどうか、こんなのが生きる基準の毎日って、おかしくない?っていう。

ここでようやく、仕事ができない自分を許すきっかけをつかめたんですよね。もちろん、もうすでにダメージはかなり受けていたとはいえ、次ちょっと調子悪くなったら妥協せずに自分をいたわろうって思えたんです。

■仕事ができない自分を許すための「解決策」とは。

で、そういう自分を許すための解決策は結局なんなのかというと…

やりたいことをやる!これに尽きると思うんですよ。

今回お話しした私の場合は「休職することがやりたいことだった」ということなんです。休みたいってしょっちゅう思っていたわけで。

その後、旅行やらなんやらとやりたいことを重ねていったわけですが…最初こそ、そんなんしててええの?とか言われましたけど、元気になる画を見せていけばそういうことを言われなくなりました。実際、げっそりして状態最悪の私も見せていましたしね。

やりたいことを許可すると、自分を許せるようになっていきます。許可の「許」って字からもわかる通り、ゆるしなんですよね。その過程の中で体調が好転していけば、それがまさに答え・GOサインなんですよね。

■こういう仕事がしたい、という方向性へ…

もちろん、仕事ができない中で、粘って粘ってなんとかするってのが「やりたいこと」ならそれはそれ。なにくそ根性で頑張れる人もたしかにいますからね。

ですが、大概の場合は仕事ができない状態だったらやる気も出ないし、より不出来で乱雑な仕事になっていくのは目に見えていると思うんです。もちろん、そういう仕事はさらなる低評価に繋がっていきます。

だったら、自分自身でもっと「こういう仕事がしたい」と思っている方向性に環境を変えていくのも手だと思うんです。その方が、あなた自身も力を発揮していけると思うんですよね。

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