サンクコストに負けない!「今更やめられない」を辞める考え方。

心理学的・お金の勉強
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ダメなことばかりじゃ、なかったはず。

こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。「適職発見チャンネル」アップしました。

せっかくこんなに頑張ったんだから…という思いが強すぎて、うまくいってないのに「退くに退けなくなる」。こういうのがサンクコストと呼ばれますが、これをどうやって辞めるか、というテーマで話してみました。

■サンクコストは「利用」もできるけれど…

まず、その辞めるとは逆の方向性の話になるんですが…サンクコストは「利用」することもできます。

私、楽器やってたんですけども…そのとき、大学のサークルの先輩に言われたのが、高い楽器買え!ってこと。要は、そうすれば後に退けなくて練習するから、ってことですね。実際、たしかに私が先輩の立場になったときも「激安」みたいなラインのものは避けるように指導していました。弾きにくい、って問題もありますしね。

ただ、だからといって追い込まれてもいないのに、いきなりドーンと投資しろ!とはなかなか言えないもの。投資したうえでの失敗が怖くなるのは当然でもある、といまの私は思っています。

■サンクコストに「負けなかった」経験。

さて、話をサンクコストに「負けなかった」というラインに戻します。

私の経験の中で、一番に思いつく「負けなかった」経験は…会社を辞めてすぐ、情報商材で勉強を始めたんですが、その中である程度続けたものの最後まではいけなかったものがありまして。その価格は20万程度。サンクコストが発生するには格好の価格、とも言えます。

その通りに、私は当初この教材について「絶対にやめてなるものか!これで食っていくんじゃい!」ぐらいの気持ちで取り組んでいました。教え方も他の失敗したものに比べて丁寧でしたし、堅実にやってはる方なんだろうな、ってのも伝わっては来ていましたしね。

ところが、1か月半かそれぐらい経ったころ…それまで順調に課題をクリアしていたんですが、だんだん「ついていけない」範囲が出てき始めたんです。動画内では大胆に言い間違えていますが、FFFTPとか、ちんぷんかんぷんでした。それもそのはず、当時の私は「パソコン初心者」。タイピングも今の1/5ぐらいのスピードしかなかったと思います。そんな私にはさすがにこのレベルは酷で…ということは直感的に感じざるを得なかったんです。

■前向きな「もういいかな」という感覚。

そしてここからが重要なポイントなんですが…

この教材をやる中で、ネット上である程度やっていくための「基礎」みたいなものは身についたんですよね。SEOとか、そういうヤツね。で、一応得られるものはあったやないか、と妥協した、と言えば聞こえが微妙ではありますが、その教材をやめました。

このときに感じた、前向きな「もういいかな…」って感覚が大事で。

結局、身についたところに目を向けたときに財産になりえるものはあったやんか、ということ。そして、この先やたらと頑張って向上のために疲弊するよりも、現時点で「得た財産を活かす」という方向性の方が自分自身のこれからに繋がるんじゃないか?というのが素直な思いだったんです。

■目的にこだわり過ぎず「うまくいったこと」を探す習慣を!

ですので、もし今「お金や時間をかけたけど、うまくいってないな…」という風に思って、サンクコストを感じているのであれば…

当初の目的にこだわり過ぎていないか、本当に「うまくいったこと」はないのか、ってのを探してほしいんですよね。もしそこで、これはうまくいったな…ってことがあるのであれば、投資はムダになっていないわけです。

ジムとかがたとえで分かりやすいかと思います。ムキムキになろうと思って加入したとしても、そうはなれなかった、ってのが多いと思うんです。でも、そこで運動習慣が身についたりとか、ムキムキとまではいかなくても「努力の跡が見える身体にはなった」っていうのは、通ってそれなりのトレーニングを重ねれば得られているはずなんですよね。これで特に無目的にムキムキにこだわり過ぎてイライラしていたら、それこそ病気になってしまいます。

ですので、とにかく「うまくいってること」に目を向けて、ただの失敗にせず成功体験へと転化していくのは大事なこと。積み重ねるのは失敗よりも、成功の方がいいのは当たり前のことだと私は思うんですよね。

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