こうなったら、抑うつ症を疑ってもいいかも?【体験談】

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もうちょっと早く気づけたらよかった、とは思いますね。

こんにちは。心理カウンセラーのキタダハルキです。「適職発見チャンネル」アップしました。

私自身、抑うつ症の経験者でかなり苦しい思いをした身なので…こういう兆しがあったら気を付けた方がいい、ということを体験談としてお話しします。

■普通の風邪じゃない、と気づいたきっかけの話。

まず、私が…普段の風邪とか、そういうのじゃないかもしれない、っていう風に思ったきっかけの話をします。

そのきっかけは…今までどんなに体調が芳しくなくても食べられていた卵かけご飯が食べられなかったことでした。しかも、ただ食べられないだけでなく、食べ物に見えなかった、って感覚があったんです。

それでも食べようとしたら拒絶反応みたいになってしまって…(以下自主規制)さすがにこれはちょっと、内科とも違う気がしましてね。その日のうちに精神科にかかることにして(ある程度近所だったのも救いでした…所在地は二駅先)、思いのたけを主治医にワーッと話したところ抑うつ症という診断がおりた…という経緯なんですよね。

■このタイミングでの気づきでも、正直遅いと思った。その理由。

ただ、今振り返ってみて思うこととして…これじゃ遅い、と感じていて。

というのも、抑うつ症になった時期のことを棚卸する作業をしていて率直に、そうなる予兆自体は何個もあったからなんです。

まず、その診断を受けた前日・前々日には謎の発熱があって会社をすでに休んでいたんです。この熱が続くという経験自体も、当時からしたらもう、何年振りかわからないほど。また、悪寒があったりしたわけでもなく風邪をひいた自覚もなかったんですよね。

では、さらに振り返ってその「発熱した前日(私の最後の出勤日)」はどうだったか。

出勤はして仕事はしてたんだと思いますがボーっとしてたんですよね。こんなあいまいな記憶なのはもちろん昔のことだから、ってのもありますけど…ハッキリ覚えてるところもありましてね。それは、終業ギリギリくらいの時間帯に別の会社の人が来て、なんらかの商品説明をしていたこと。ここだけは覚えているんです。

つまるところ、これが何を指すかというと…いつもと違う刺激が入ったところだけはやたらと覚えているけれど、そうじゃないところは完全にぼんやり…という状態だった、ともいえるということ。おそらく、この時点ではもう、抑うつ症を発症していたんだろう、ってのは思います。

この時点でももう調子が悪い、ってことは、さらに振り返る必要がある、ということ。

その前々日は土曜日で、月一の会議に出ないといけない日でした。で、それが終わった後で同期と飲みに行ったんですが…そのときの酔い方がもうおかしくてね。一杯目のビールで酔ってしまうような状態でしてね…後にも先にもこういう経験はありません。

正直、この時点でもうちょっと気を付けないといけなかったんかもなーとは思いましたね。いつもと違うってことには気づいていましたしね。ちなみに、この前日が今まで何度もお話ししている上司と険悪になっていろんなものがキレちゃった日です。

■「決定打」になったのはたしかだけれど…

ただ、この出来事も、よくよく振り返ってみると「決定打」になったのは確かですが、実はもっと悪くなる兆候自体はあって。

プライベートが不調でしたし、それを同期に電話でまったくもって褒められない形で愚痴ったり(本当に申し訳なかったです…)とか、非常に精神が不安定な状態はあったんですよね。抑うつ症と診断される何か月も前から。だからこそ、もう少し早く気づきたかったというのはどうしても思うところです。

ただ、これはあくまで「振り返っているから」気づくこと、でもあります。

実際、渦中にいたときはどういう風に思っていたかというと…「こんなんじゃダメだ、もっとなんとかしなきゃ」ということ一点だったわけです。要は、先述の愚痴とかもなんとかしたくて、ってところだたのはあります。ダメなのはわかっていたはずなのに。そんな精神状態だから、自分を責めるばかりになっていたんですよね。

■普段から、もっと調子が悪い時にいたわっていれば…

だから、そのような精神状態になるさらに前段階のところから大事にしないといけないんですよね。

どういうことかというと…普段からちょっと調子が悪いってところを、無視せずにもっと思いやっていればよかった、ということです。

仕事が出来なかった日でも自分を責めるんじゃなくて、そういう日もあるよ…という風にいたわったり、ということをしていれば、ここまで追い詰められたりしなくて済んだんじゃないか、とは思っています。

■自分が悪いんだ、って思考回路をいったんやめてみてほしい。

いま、精神状態が落ちてきていて心身の調子が悪い、と感じている方にお伝えしたいのは…

一回、自分自身が悪いんだ、っていう思考回路をやめてみてほしい、ということ。

この思考回路が積み重なって、トリガーがひかれてしまった結果が私の場合は抑うつ症として顕れてしまったんでね。

不快だなとか、うまくいってないな…って思うときは、まずその自分を受け入れてみて、失敗したとしてもとにかく自分だけは自分の味方で居る、という感覚を大事にしてほしいんです。

もし、抑うつ症なりで私と同じように転職・別の道を探す、って話になったら、自分が自分の敵のままだとなかなかうまくいきません。人がどうのこうの、の前に、まず自分が信じてあげるという習慣をつけることが大事。

この習慣自体が、うつっぽい精神状態をそもそも作らないことにも繋がっていくし、精神状態を健康に保ててうまくいく確率も上げていくと思いますよ。

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