「ヌルい」というより、ひょっとしたら「無理がない」というのが近いかもしれませんよ。
こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。「適職発見チャンネル」アップしました。
いまの職場に、このままいていいのかな…?
という悩みをきっかけに「頑張りすぎる道に入ってしまわないために」ってテーマでお話ししています。
■「キャリアアップ、しなきゃいけないんでしょうか。」
カウンセリングでよく聴くお悩みの中に…
「いまの職場から、ステップアップすべきなんでしょうか?」ってのがあるんですね。
たとえば、自分の今いる職場がゆるゆるで、ラクだけどちゃんとしてないように感じてしまったりとかして、キッチリした職場に行った方がいいんでしょうか?とか、そういう感じのお悩みです。
これはもちろん、世間的な価値観から見れば「正しい」です。説明するまでもないかもしれませんが、キャリアアップ自体は当然、評価されること。私だって、それ自体はもちろん喜ばしいことだと思います。
■実は、ぬるいというより…?
ただね、ただ、なんです。
ぬるい環境をやめて、キャリアアップで新しい環境に行った際に、頑張り過ぎてつまづいて、その結果カウンセリングを受けざるを得なくなった、というパターンも多いんです。
これは一体どういうことかというと…
結局、ぬるいというよりも、自分に合っていたからラクだった、というパターンもあるってことなんです。
たとえば…ぬるい、として挙げられがちなことでいうと…
- 怒られたりしない
- 仕事の進度が遅かったり、ミスがあってもほどほどで許してもらえる
- 残業が少ない
…これ、ホワイト企業寄りの体質、だと思いませんか?
ここから手を離して、厳しめ体質の会社に行ったとすると…どうしても「仕事がすべて」のような環境になってしまいがちなんですよね。まぁ、さっきの3つのリストとは「逆」のことが起きることも珍しくないんです。
- 怒られる
- 仕事の進度が遅かったり、ミスにも妥協なし
- (その結果)残業ももちろん…
その結果、結局病んでしまった…ってパターン、本当によく聞くんですよね。もちろん、比較すればどっちの環境が合っているか、なんて「自明のこと」だと思うんです。
■まとめ:ステップアップ、と息巻く前に…
ですので、ステップアップを!みたいに息巻く前に、まず「本当に、自分のいまいる環境はダメなのか」ってところは、一度見直してからというのは大事。辞める!と決意しているとしても、です。
基本的に、セカンドキャリアを探そうとするときって「今の環境、よくない」という考えに支配された状態になりがち。その状態だと新しい環境を神格化したような状態になって、どうしても「良く見過ぎている」ということが起きてしまうんですよね。
だからこそ、自分の現状の環境も冷静に見直しながら、後悔のない決断をする…ということは本当に大事にしてほしいと思うんですよね。
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