自分の意見を出すより、まず大事なことがあります。
こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。「適職発見チャンネル」アップしました。
仕事の中で自分の意見を出すのが苦手…って状況、よくあると思うんですけど、こういう考え方もあるよっていう提案です。
■「自分の意見」が「求められるもの」より先行するとうまくいかない。
結論から言うと…
正直言って、求められるまでは、自分の意見って無理して言わなくていいと思うんですよね。
まず、私自身の失敗談をお話しします…。
私自身は、社会人になったときに、むしろ「○○したらいいのに!」みたいに、仕事について自分の意見を強く持っていた方だったんですよね。それが先行しすぎて、むしろ求められている仕事が全然できていなかったんです。
その結果、仕事たいしてできてないのに生意気だ、とか、そういう流れになるのは当たり前の話だったんですよね。当然、上司からも芳しい評価は得られず、衝突し、病気になり、会社を9か月で辞める…ってことになったわけです。まごうことなき大失敗ですね。
ただ、改めて言いたいのが、自分の意見自体はあったということ。でも、成功するどころか出しどころがまずいとただ、失敗する要因にもなる、ということですね。
■いよいよもって、言わなきゃいけなくなってから言う、でも十分かも。
そんな私の失敗談の一方で、うまく行った方のお話しを聴く機会がありまして。
私の友人なんですけど、自分の意見を出すのがとても苦手だったそうで。それこそ、例えば「言わなきゃいけないケース」になってもいえないぐらいだったそうなんですよね。なんとなく、のらりくらりとやってきたとのことでね。
その、のらりくらりしてるうちに、だんだんと上の人がいなくなってきて、いよいよもって自分が指導的な立場に立たないといけなくなったそうで。そこではじめて、思ってきてた本音としての意見をしっかり出すようにしたら、周囲からも「実はそう思ってました…」というように、共感を生んで、最終的にはその職場のトップに上り詰めて…という話だったんですよね。
■意見がどうこう、よりも、自分の仕事に集中する姿勢を見せる。
つまるところ、本格的に求められるまでは、そんなに仕事への意見って出さなくていいんやなということです。それこそ、意見よりも「求められた仕事」を先に…ってことですよね。
内内で、自分の中で仕事観を醸成するのは大事なことだけれど、その優先度が高すぎるとただ衝突するだけになってしまいがち。
だから、正直なところ、私としては意見を出すのが苦手、でも別にいいと思います。まず、自分に求められている仕事をこなすのを優先していけば、おのずと評価は上がっていくと思うんですよね。
※それこそ、もし意見を出すのが仕事、となった場合も、普段の仕事に集中していれば「意見が的外れ」になる確率は下がると思うんですよね。
やっぱり、意見の通り方っていうのも、ある程度地位を築けているのか、そうでないのかでは明確に違います。これは致し方ないこと。ですので、意見がどうこう、よりも、自分の仕事に集中する姿勢を見せる、というだけでまずはOK、だと私は思いますね。
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