【人生逆転】抑うつからの完全回復は薬じゃなく”ある経験”だった

抑うつ症対策
この記事は約3分で読めます。

こんにちは。適職発見チャンネルの キタダハルキ です。
今日は「病は気から」という言葉について、お話をしたいと思います。


はじめに:この言葉への抵抗感

「病は気から」という表現、私はずっと嫌いでした。
“そんなことではどうにもならない” と、心の中でずっと反発していたんです。

小学生・中学生の頃、私は体調を崩すことがしばしばありました。
大人になるにつれて落ち着くことはありましたが、
“気の持ちようだけで治るものではない” という感覚は常にありました。

ただ、ある経験を経てから、この言葉の意味を“納得せざるを得ない”という地点に、少しずつ着地せざるを得なくなってきたのです。

今日は、その「きっかけ」と、「できること」の話を中心に語りたいと思います。


私の変化と、一歩踏み出す勇気

会社員時代、私は何かにつけてネガティブ思考でした。
仕事がうまくいかない=怒られる、という恐れから、
できるだけ目立たないように、静かに過ごすようになっていったのです。

休みの日も同じでした。
“疲れるから今日は家でじっとしていよう” と、
家と職場の往復だけで一日を終えるような生活をしていました。

そんな生活を続けていたある日、体を壊して休養を取ることになりました。
最初は「休める」と思って安心しましたが、
時間が経つと、「何もしないこと」が逆に辛くなってきたのを覚えています。

「このままで本当にいいのだろうか」
その想いは、日に日に強くなっていきました。

そのとき、ふと思いついたのが 「一人旅」 でした。

それまで旅行は、家族や友人と行くもの、という思いが強かった私。
ほとんど旅行の習慣もありませんでした。
でも、「このままではダメだ」という気持ちが強くなり、
思い切って一人で旅に出ることを決めたのです。

その目的地は仙台。
大阪から夜行バスを使って仙台に向かい、朝到着。
そこから松島を歩いたり、地元のものを食べたり。
その旅は、思っていた以上に楽しく、体調も崩しませんでした。

この経験で、私は “自分はやれる” という自信を取り戻しました。


チャレンジを積み重ねて得た「心の力」

この旅の成功体験を起点に、私は少しずつ、自分を変えていきました。
会社員という枠にとらわれず、ブログを書いたり、
新しい働き方に挑戦したり。

振り返って思うのは、チャレンジ精神は「薬」では育たない ということ。
どれだけ薬を飲んでも、前向きな気持ちになるわけではありません。
“マイナスからゼロに戻す” という効果はあるかもしれませんが、
“ゼロからプラス” にはなかなか届かないのです。

だからこそ、小さな一歩 を踏み出すことが、大切だと思っています。
新しい店に行く、普段とは違う道を通る、
そんな小さなチャレンジを習慣にすることで、
「やってみても意外と大丈夫だった」という感覚が育っていきます。

もちろん、チャレンジには失敗もあります。
でも、行動したこと自体が成功か失敗かを超えた学びになります。
“失敗しても大きな問題にはならなかった” という経験も、また力になります。

行動できるようになる → いざというときもチャレンジできる → 心の余裕ができる
このサイクルこそが、「病は気から」という言葉の正体を、実感として理解させてくれるものだと、私は思います。


まとめ:気持ちの持ちようは、育てていくもの

  • 「病は気から」は、根性論でも気合だけの話でもありません。
  • 少しずつ「やってみよう」という気持ちを育てていくこと。
  • その積み重ねが、いつか “前を向ける力” に変わるのです。
  • その気持ちは、薬では作れません。自分の経験を通して育てていくものです。

だからこそ、もし今あなたが苦しんでいたり、怖さに足踏みをしていたりするなら、
どんなに小さくてもいいので、何かひとつ新しいこと に挑戦してみてください。
その一歩が、あなたの「力」を取り戻す大きなきっかけになると思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました