こんにちは。「適職発見チャンネル」のキタダハルキです。 今日は、会社を辞めた後に多くの人が直面する「孤独」や「社会から取り残されたような不安」とどう向き合っていくのか、というお話をします。
最初に私の前提をお話ししておくと、私は会社員時代も、休職してからも、そして会社を辞めてからも、一貫して実家暮らしでした。
わざわざ実家に「受け入れてもらった」のではなく、ずっとそこにいた状態です。だからこそ、会社を辞めた瞬間に「ええ年して働かずに親の脛をかじっている自分」という負い目が、ものすごく強かったんですよね。
1. 実家暮らしは「運が良い」だけでは片付けられない
よく「実家があるなんて運が良いよね」と言われます。確かに今振り返れば、住む場所があることは幸運でした。しかし、当事者としては「ただ運が良い」と手放しで喜べる状況ではありません。
実家は、実は結構気まずい場所です。 私の場合は、少し前の世代の価値観を持つ祖母が同居していました。祖母は私のことを心配してくれる一方で、「いつになったら働くのか」「資格の勉強でもしたらどうだ」と、天使と悪魔が入れ替わるような言葉を投げかけてくることもありました。
この「働いていないことへの無言の圧力」や「申し訳なさ」が、抑うつ状態からの回復を阻害する要因になった時期も正直ありました。
2. 親を安心させる「再起の種まき」を可視化する
そんな気まずい環境で、どうすれば自分を保ち、再起へ向かえるのか。 私が出した答えは、「何かやってますよ、勉強してますよ」という姿を、あえて隠さず見せることでした。
親の目が気になって縮こまるのではなく、むしろ「見てくれ」と言わんばかりに机に向かう。私は朝6時台に起き、自己啓発の名著と言われる本を読み込みました。
具体的には、『7つの習慣』を5回読み切ることに挑戦しました。同時にブログを書き始め、学んだ心理学の知識や、自分の抑うつ体験をアウトプットしていったのです。
この「再起への意欲」を可視化したことは、私自身にとっての自己効力感になっただけでなく、家族にとっても「この子は自分なりに立て直そうとしているんだな」という安心材料になりました。
3. 「自分に合わないもの」を途中で投げ出す勇気
実はここで、一つ面白いエピソードがあります。 当時、ある方から「『7つの習慣』と『思考は現実化する』をそれぞれ5回読め」とアドバイスされました。
『7つの習慣』はなんとか5回読みましたが、もう一冊の『思考は現実化する』は、2回目の途中で「これは自分には合わない」と思ってやめてしまったんです。文章が硬すぎて、今の自分には入ってこないと感じました。
しかし、この「途中でやめた」ことが私には大きな転換点となりました。 「人から言われたことをそのままやるだけでは、また苦しくなる。自分に合うもの、本当にやりたいことを選ぼう」と開き直ることができたのです。
その後、無料のコーチング教材などを自分なりに取捨選択して学び抜き、それが今のカウンセラーという道に直接つながっていきました。
4. 世間体よりも「身近な一人」の理解を優先する
世間体を気にして不安になるとき、私たちは「顔も見えない他人の目」に怯えています。でも、再起において本当に大切なのは、世間ではなく「一番身近にいる人」の理解です。
私の場合は母親が理解者でした。 一方で、かつての知り合いに現状を話した際、「それは甘えだ」とバッサリ切り捨てられたこともあります。正直傷つきましたが、今は「そう思う人がいても仕方ない」と割り切れています。
孤独とは「誰も自分を分かってくれない」と感じる状態のことです。 もし今、あなたが元気ではないのなら、理解してくれそうにない人のところへわざわざ行く必要はありません。一人でも味方がいれば、世間体なんて気にしなくて大丈夫です。
5. 恵まれた環境を「使い倒す」という開き直り
実家という環境があるのなら、それを「申し訳ない」と腐らせるのではなく、全力で「再起の拠点」として使い倒してください。
「恵まれているのはもう分かっているから、その分、ここを拠点に再起してやる」という開き直りがあるかどうかが、その後の差になります。
もし今、理解してくれる人が身近にいないのなら、まずは公的な支援窓口など「一人でもいいから話を聴いてくれる場所」を探してください。一人で抱え込みすぎることが、一番の毒になります。
実家や誰かの助けを借りることは、自立への「滑走路」です。 まずは今ある環境でできる「小さな種まき」から始めてみてください。


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