教え過ぎに要注意!教わる人が思考停止しないコツはこれです。

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一方的に教えるのじゃなく、相手にも参加してもらおう。

こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。「適職発見チャンネル」アップしました。

カウンセリングで問題解決をする中で重要なのが、結局のところ「相談者の主体性を奪わない」ことだったりします。そのための考え方のコツについて…お話ししてみました。

カウンセリングの効果が出るように…ってこと、もちろん日夜考えるんですけども、その中で大事だなーと思うのが…

転ぶ前に手を出さない。

…ってことが大事だなぁって思うんですよね。

では、なんでこういうことを思ったかって話をします。

教え方の研究をする中で、結果の出ている(再生されている)YouTubeとかを見たりしていたんです。もちろん、再生をされているからわかりやすいものなんやろう、って思ってみていたんですが…あれあれ?って教え方やなーって例も少なからず見受けられるんですよね。

そのパターンとして多いのが…

  • 何もかも教えている。
  • しそうな失敗をあらかじめ先回りして回避させようとし過ぎている。

…ってこと。

これ、丁寧な動画としては評価されると思うんです。モノを売るときの基本として、相手の不安を先取りして取り除いていくってのはあります。その一方で、ぶっちゃけ結果を出せるまで継続、というところまで到達する成功率自体は落ちると思うんですよね。

なんでかっていうと、満足させすぎてしまうと聞き手が「まったく考えなくなる」んですよね。正解の鵜呑み率が高まってしまうというか。セミナーいって「良い話聞いたなー」とかはまさにそれ。特に、やりそうな失敗の先回りに関して言えば「体感したつもり」にさせてしまうのもNG。なんなら「やった気になって知ったかぶり」みたいなことをする人も、こういうところから生まれるんですよね。

改めていいますが、満足度は高いんです。だからビジネスとしてはいい(儲かるという意味だけで言ってます)のかもしれない。けれど、結果は出してもらえないという状況になってしまう。私はやっぱり、これは違うと思うんですよね。

では、私自身がカウンセリングでどういうことをしているのかというと…

「あなたはどう思いますか?」ということをとにかく、訊きます。

で、クライアントさんからも「キタダさんはどう思いますか?」と訊かれたら、私はこう思います。って返していくっていう形の繰り返し。大まかにはこの流れで成り立っているんですね。

私としては、カウンセリングって私が単独でプラン作りをするんじゃなくて、相互で一緒に考えながら作るものだと思っているんです。結局のところ、きちんと「参加してもらう」のが大事だと思っているんです。

それこそ、あれしろこれしろ、っていう風にやろうと思えばできますし、頑張るタイプの方もいるとは思いますけど…やっぱり、それだと続かないんですよね。オーバーキャパ気味になるから疲れてしまうし、いったん目標が終わるとスローダウンしてしまうというか。なんならこのやり方って「クライアントとしての」私自身も失敗してるんですよね。

だからこそ、何ならできそうなのか、ってのをクライアントさんに訊くのは非常に大事な観点だと思っています。それも、頑張ってええかっこさせようとせずに「できる」目標を積み上げられるように。行動率自体を安定して100%に近い形で出せるようにしていけば、当然ながらうまくいく確率も上がる…というわけですね。

ですので、自分ひとりでプラン立てをしすぎるのをやめて、まずはクライアントさんの意向を聞いてから。特に、教える相手が頑張ってくれない…って思っている方。これは頭に入れておいてもいいんじゃないか、と思いますね。

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