うまくいかないのは、その“マジメさ”のせいかもしれません。
こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。「適職発見チャンネル」アップしました。
マジメって、いいことのように見えてその実、うまくいかない原因だったりします…。私自身の経験も踏まえて、お話ししました。
■マジメは「正しい」こと?
最近、ネット上でも…また、マジメすぎかなぁ…と思しき現象をよく見かけます。
たとえば、SNSとかで見かける論争。自分の価値感がこうだ!と思ったらワーッと行ってしまったりとか、あるいは自分が良かれと思ってやったのに、思ったように評価されない、とかね。
で、その良かれの中身が、学校教育とかで教えられることとかを良いと思ってやり続けているけど、うまくいかない…みたいなケースがかなり多いんですよね。
これ、私自身もそうだったんです。
中学時代は生徒会の役員に選ばれましたし、高校でもマジメに勉強して、成績は学校の上位はキープできていましたし、あとはルールを破ったりする人に目くじらを立てるような感じだったんですよね。
実際問題、正しいんだからいいだろう、みたいな感じで振舞っていたんです。
■「マジメだったら」仕事ができなくてもいい?
で、流れが少し変わってきたのが大学のころでしたね。
この文字起こしをしてて思い出しましたが、私、明快に「後輩」って感じの存在ができたのが大学が初めてで。中学時代は卓球部でしたがそもそもタテの関係があまり強くない(スタンス差が大きく、あまりコミュニケーションが全体的に取れていなかった)のが正直なところで、高校は帰宅部でそもそもそういう後輩って存在がいなかったんです。
で、大学に入ってサークルで初めて、育成とかに関わる立場になったわけです。
今思うと…怖い先輩やったやろうなと思います。音楽自体に本気だったから、という面もあったとはいえ、本気で練習中にキレたのは一度や二度ではなく…。それでも、かろうじて結果を出せていたからなんとかなった(説得できた)ような感じ、というか。
ですが、これが社会人になったときに、いよいよダメになったんですよね。
要は仕事ができないのに、そのマジメ状態だけはある…「マジメなんだからいいだろう」みたいになってしまったから、その結果、疎まれるようになってしまったわけです。
ただ、当然ですがこれは疎んじてきた方が正しいわけですね。だって、仕事出来てへんねんから。それをマジメさで押されたって困るわけです。お金もらって仕事してるわけですからね。
■結果を出すのに、マジメさは関係なかった。
ここで気を病んでしまった私は、このままじゃいけない、と思うようになりました。
マジメという価値観だけ握りしめて、自分の不出来を許されようとするのは違うんじゃないか、ということを思い直した、というかね。
こういう風に考えるようになってからカウンセリングの勉強をはじめて、そのときに一番心がけたのが…自分ができることをひとまずやってみて、結果が出たらそのままいくし、そうでないことは素直にやり直す、ってことでした。ここに「マジメさ」はいらなかった(関係がない)んですよね。
たとえばカウンセリングに置き換えてどういうことか説明すると…
テキストに書いてある通り一辺倒のことを「正解」としておしつけたりしない、ってこと。目の前の事象にあった対応をとっていく、ということ。この2点を守っていった…という感じです。
こうするようになってから、人間関係から何から、驚くほどうまくいくようになったんですよね。仕事上でもまっとうに評価していただける機会が、幸いにして現在も多いと感じられています。
■社会がどうこう、の前に、あなたはどう思っているのか、ということ。
私が思うのは…いま、うまく行ってないならマジメ、という姿勢を一回捨ててみて、実際問題として「自分は(社会は、じゃなく!)」どう思っているのかを感じてみてほしいということ。そして、その感じたことを行動に移す、というのがいいと思うんですよね。
こうすれば、マジメ一辺倒じゃなくて…あなた自身がどう思っているのか、ってことが伝わりやすくなるんですよね。加えて、社会的な物差しでジャッジしてしまうクセも抜けてくると思うんですよね。そしたら怒りっぽくなるのもやめていきやすくなるし、人間関係も回りやすくなってくると思いますよ。
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