会社を辞めるのが怖いのは、当たり前なんです。
こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。「適職発見チャンネル」アップしました。
よく相談される…というか、ネット上に常に漂っている悩みとしてベタな「会社を辞めるのが怖い!」というテーマについて、話していきたいと思います。
■会社を辞めるのが怖いのは「普通」のこと。
まず、大前提として意識してほしいのが…
会社を辞めるのが怖い!という感情自体はごく普通だと思っていい、ということ。
一日のうち3分の1とかを占める場合がほとんどである「会社での仕事」。それがまったく違う形になるかもしれない、と思えばそりゃあ怖いのが当然、だと思うんです。ちなみに私の場合は通勤時間も長かったので、一日の半分ぐらいを占めている、って状態でした。だから、まぁ会社を辞めると凄い生活変わるやろうなぁと思っていました。
だからこそ、もう会社を辞めるのが怖いってのはしょうがないと思います。少なくとも、怖さ0にはならないというかね。
むしろ、私は、その「やめる恐怖心」が一切ない、って方が怖いんですよね。というのも、一切恐怖心がない人って、大胆過ぎる行動をとってしまいがち。
たとえばメドも経っていないのにいきなりデカいお金をビジネスにつぎ込んでしまったり、って失敗例は結構よく見るものなんですよね。そうなるぐらいなら、適度に慎重さが残っている状態の方が、当然ながら失敗率は下がるわけです。
■会社を辞める恐怖心と、会社を辞めた後のプラスを天秤にかけたとき。
ただ、この「会社を辞めるのが怖い」って気持ちが「ずっと」「強く」続く状態で…例えば、会社辞めたいのにいつまでも踏ん切りがつきません!ってお悩みも非常によく聞きます。
これに関しては…会社を辞める恐怖心と、会社を辞めた後のプラスを天秤にかけたときにわかることがあるんですよね。
あくまで私の一例として、ということは頭に入れて聞いてほしいんですが…会社を辞めるまでは不安が大きかったんですが、会社を辞めて以降は「うっすらとした不安」ぐらいにとどまり、怖くなかった時間の方が圧倒的に多かったんですよね。
これはもう、辞めないとわかんないと思います。というのも、仕事が8時間やら9時間やら占めている状態の思考と、その分が丸々空いている状態で未来のことを思考するのはまるっきり精神状態が違って当然だからです。このことだけを考慮しても、両者で同じ思考回路にはまずならないんですよね。
■自分の会社を辞めたい思いの「強度」を知ろう。
ただ、もちろんそれでもなお、会社を辞めるのが怖いっていう場合は…
どちらかというと、会社をやめたくない思いの方が強いんじゃないか?と私は思います。要は比較の問題で、会社を辞める恐怖感と闘うぐらいなら辞めんでいいや、とどこかで思っている可能性大ではないかと。
そりゃもちろん、いくら失業保険とかがあったとしても、お金のメドが急につきにくくなるわけですから、怖くて当然ではあるんですよね。で、その恐怖心と、会社を辞めた後の未来を比較したときに、後者の方が価値が低いと感じるなら別に無理にやめなくていいよ、って私は思います。
実際問題として、会社を辞めることにたいして価値を感じていないのに会社を辞めるのは正直違うのかなと思います。会社を辞めることに対する恐怖心がずっと消えないのであれば、別に無理して辞める必要はないと私は考えています。
つまるところ、会社を辞めたい思いには「強度の差」があるんで、そこを意識して考えてみようってことです。辞める未来の価値の方が今の状態よりも価値が大きいと思うならばやめればいいし、そうでないならやめなくていい。これぐらいシンプルに考える方が、望んだ未来にたどり着くのかなと思います。
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