正直さが、距離感をつくってくれる。
こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。「適職発見チャンネル」アップしました。
人との適切な距離感について、長らく私も悩んだ時期がありました。その上で、今はこういう考え方にしたらよかったよ!というものがあったので、今回はそのお話をしています。
■大学時代のSNSチャレンジ。
私自身は、特に人と「深い関係」を築くのが苦手でした。
学生時代はうっすらした人間関係で「ごまかす」ような感じで、どうしても長持ちしなかったんですよ。クラス替えとかがあったらその時点で切れちゃうような感じ、というか。
このままじゃいけないと思って、大学生の時に当時黎明期だったSNSにチャレンジしたんです。
その結果、悩みを聴いたり、聴いてもらったり…というような形で、人間関係が深いものになった自覚はありました。これが言わば、私のカウンセリングの原点でもあります。
■もちろん、イヤなこともあったけれど…
もちろん、いいことばかりだったかと言われたらそんなことはなくて…あることないことで嫌われたり、ケンカになったこともありました。
なんですけど、それでも全国に向かって縁が広がったり、その当時からずっと縁が繋がっていてもう15年以上繋がっている方もいますし、プラスの方が圧倒的に多かったと思っています。
良くないことがあったとしても、結局「その場限り」だったことがほとんど。そういう経験もあって、これなら勇気を出して深い関係を作っていく方がいいよね、って思うようになりました。結局、今までの人間関係が楽しくなり切らなかったのも、顔色を窺っていたからなんやなということも自覚した感じですね。
■正直な気持ちでいれば、人間関係のこじれも止まる。
ただ、良いことばかりじゃなかったものの中でも、その場限りじゃ済まなかった経験もありまして。
友人と三角関係みたいになって、お互いの言い分に板挟みにあってしまった、というね。その結果気を病んでしまうこともありました。
ですが、このときも振り返ってみれば…双方にいい顔しようとしていたんですよね。言い分としては片側がおかしいことにうっすら気が付いていたのに。
これはいけないと思い、言い分がおかしくない方に洗いざらい、正直に話してみたんです。その結果、真実が明らかになって、言い分がおかしかった方とは関係が切れましたが、もう片方の方との関係はむしろ強固なものになりました。
このときに気が付いたんですよね。正直な気持ちでいれば、人間関係のこじれも止まっていくんやなと。というか、この正直な気持ちを、例えば「相手のことを信じたい…」「好きだから」みたいなもので曲げたりするから、話がおかしくなっていくんやなぁ…ということですね。
■おべっか使い=距離感が近すぎる人のこと。
私はこの出来事のあとに、抑うつ症になったり、それに伴って会社を辞めたりしましたが、それは隠しませんでした。その結果は今の道に繋がっています。
また、現在も仕事をしている上で「これは気持ちよくないな…」ということについては、表明するなりして、正直にやっていくことは心がけているつもりです。
これの何がいいかって、結局「おべっか使い」みたいな人が寄ってこないのが大きいんです。
おべっか使いに囲まれてしまうと、自分の能力を見誤るんですよね。技量が低いまま担ぎ上げられて外の世に出たときに、客観的に見てなんじゃこりゃってことになって大失敗に繋がってしまうわけです。これはデメリットとして、特にこのご時勢においては大きすぎるものだと思います。
自分自身に正直に生きていくことは、そういうリスクを低減してくれるということです。これは今思いつきましたが、おべっか使いって距離感が近すぎる人のことかもしれませんね。
■まとめ:ウソつきが遠ざかって、正直な人が残れば…
では、まとめに入りますと…
- 人間関係を怖がって薄い縁を繋いでいるだけだと、もたない。
- 深い縁で起きるイヤなことはほぼ、その場限り。乗り越えてこそ、深い縁ができる。
- 仮にトラブってしまったら、そういうときほど自分自身に正直に。
- 正直になった結果、人との距離感は自動的に調整されるような形で整っていく。
要は、ウソつきが遠ざかって、正直な人が残れば、人間関係の距離感はラクなものになる、ってことです。
ぜひ、頭に入れておいていただけたら、と思います。
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