他人は変わらない。だから…。
こんばんは。心理カウンセラーのキタダハルキです。「適職発見チャンネル」アップしました。
※今回から、動画がやや長尺、かつ編集少な目、という動画方針に変えています。お聞き苦しい点があるかもしれませんが、ご了承ください。
他人は変えられない。この大前提を受け入れたうえでどうするか、というお話をしています。
■変えようとすると、よほどドンズバじゃないと「しぶしぶ」になる。
この「他人は変わらない」ってところ。基本的なことですが私自身もカウンセリング時につまづいたことがありますし、お悩みとして「他人の状態を変えたい!」みたいな話をされた場合も、やんわりと自分が変わるという方向性になるように…という考え方でカウンセリングの提供をしています。
冷静に考えると、なんとなくその…(変えるのは)無理だ、ってところは見えてくるはずなんですよ。
例えば上司からの仕事の指摘。これがドンズバでなおかつその上司のことを信頼していれば一発で聴こうとするかもしれませんが…もしこれが「イヤな上司」だったらどうでしょう。
おそらくは、わかってねぇなぁ、とか思いながら、でも会社での立ち位置が危うくなったりしたらイヤだから、しぶしぶ従う、みたいになるんじゃないかなと。
これは私自身でも反省が必要なところなんですが…カウンセリングをしていると、なんとなく「こうすればおそらくは抜け出せるだろう」ってポイントが見えてはくるもの。だけれども、そのポイントがクライアントさんからすると受け入れがたいものになっていることも珍しくないんです。こういう葛藤をしたときは、チャレンジしたとしてもミスしたと思ったらすぐ退かないといけないんですが、私がこだわってしまって退き遅れ、いい結果に到達できなかった、ということがありました。
…というように、人を変えようとするような結果になると、どうしてもいい結果がでないんですよね。
■自分からやり方を変える。小さな問題点もあるはず。
では、どういう行動をしていくのか、って話になるんですが…
少なくとも、自分からやり方を変えてみる、ってのは必要なんですよね。うまくいかなかったのであれば。
例えば、ひとつ大きな問題点があったとして…
それを解決するのに至るような「小さな問題点」はあると思うんです。そっちの解決へと向かってみれば、お互いに無理なく向き合えるかもしれない、とか、そういう考え方が必要だってことです。人を変えたくなったときこそ、その大きな問題点にこだわり過ぎずに、小さな問題点の解決に動いていてみる。そのことが、結果的に大きな問題点の解決にもつながっていくよね、ってのが今回の最も大事な趣旨です。
■人を変えようとする気持ちは簡単に現れてしまうから…。
人を変えようとする、って気持ちは、結構簡単に現れてしまいます。特に、自分が正しいって思っているときほど。
でも、この気持ちのままだと話は平行線をたどるばかり。問題は一向に解決に向かいませんし、これは時間がもったいないと思うんです。
だからこそ、気づいた方から現状を変えられるようなアプローチをする。このことが、人のことを変えようとする動きを抑えつつも、結果的にいい方向に向かっていけるような道筋を開いてくれると思いますよ。
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