こんにちは!適職発見チャンネルのキタダハルキです。
それでは、今日のテーマに入っていきたいと思います。 今回のテーマは「自己分析しても好きなことがわからない」「やりたい仕事なんてない」というお悩みについてです。
やりたいことから探すと失敗しやすい理由
まず、いきなり結論からお伝えします。 「やりたいこと」なんてなくても、全く問題ありません!
むしろ、「やりたいことを探さなきゃ」という感覚になってしまうと、かえって自分に向いている仕事が見つかりにくくなります。
今回は、いわゆるキラキラした夢を追いかけるようなアプローチではなく、「やっていて苦にならないこと」から逆算して向いている仕事を見つける、という趣旨のお話をしていきます。
ではなぜ、やりたいことから探すと失敗しやすいのでしょうか。
正直なところ、「好き」という気持ちだけで仕事を選ぶと、その感情はとても脆いのです。 もちろん、自分自身の適性があり、ある程度結果を出した経験や評価された経験があって、その結果として「後から好きになったもの」は割と強度が強くなります。
しかし、なんとなく「これが好き」「社会的に評価されそうだから好き」といった理由で選んでしまうと、いざ現場に入ったときに現実とのギャップに直面します。「あれ? こんな感じなんだ…」と思ってやる気がなくなってしまうのです。
「こんな仕事、好きじゃない」となってしまうと、そこからスッと熱量が冷めてしまいます。つまり、「好き」というふわっとした感情だけで動いていると、熱量が100から一気にゼロになり得るのです。
また、好きなこと探しをしようとすると、無意識のうちに「他人に自慢できるようなこと」を選びがちになります。 その結果、自分の実際の適性に合っていなかったり、これまでの人生の文脈と全くつながっていないところを選んでしまったりして、周囲から「え、お前そんなこと言ってなかったやん」「どうしたん?」と言われて足を引っ張られることもあります。
強い信念を持って「自分はこっちの方向へ進むんだ!」という推進力があるときは良いのですが、少しつまずいたときに「あれ? 周りが言っていたことの方が正しかったんじゃないか…」と不安になると、どんどん自分を追い込んでしまいます。そのため、最初から「やりたいこと」を探すアプローチは、なかなか難しいのが現実です。
「苦にならない=しんどくない」は意外な才能の発露
では、仕事の適性や才能はどこにあるのでしょうか。
実は、「やっていて苦にならないこと」「しんどくないこと」が、思いのほか大きな才能になります。 他人がしんどがっていることなのに、自分自身は「え、別にこれが何か?」と思えるくらいの感覚でいられること。そこに、あなたに向いている仕事が隠されています。
具体的に言うと、「他人の3倍は耐えられる」ような感覚があれば、基本的にはちょっと頑張ったくらいで燃え尽きることはありません。なおかつ淡々と続けていくことができるため、結果的にスキルが身につくスピードも早くなります。
スキルが身につけば、当然周囲から褒められるようになります。 褒められるからやる気が出て、やる気が出るからもっと好きになる。
このような好循環に入っていくためには、まず「人はしんどがっているけれど、自分は平気」という差が必要なのです。これこそが、自分では気づかないうちに周囲より抜きん出ている「意外な才能」です。
自分の強みが見つかる「3つの問い」
では、そのような適性を見つけるためには、具体的にどうすればよいのでしょうか。 今から自分を見つめ直すための「3つの質問」を紹介しますので、ぜひ一緒に考えてみてください。
質問1:過去の仕事や学生時代で、一番ストレスが少なかった瞬間は?
たとえば、以下のような回答例が挙げられます。
・マニュアル通りに動いている方が楽だった ・反対に、自分で段取りを決めているときが楽だった ・人のサポートをしているときが楽だった
今挙げた3つのパターンは、人によってものすごく適性が分かれます。 私自身の場合を例に出すと、実はマニュアル通りに動くのが結構苦手です。「こうした方がいいのに、ああした方がいいのに」というアイデアが頭に浮かんでしまい、手が止まったり足が止まったりして、結局言われた通りにできないことがよくありました。そのため、マニュアル通りの正確性を求められる仕事には適性がありません。
一方で、「言われた通りに動く方が楽で、自分で決めろと言われたら何から手をつけていいかわからない」という人も当然います。 まずは、自分がどのような動き方を求められたときにストレスが少ないのか、その傾向を把握することが大切です。
質問2:他人が「面倒くさい」と文句を言っている中で、自分は別に嫌じゃなかったことは?
こちらも具体例を挙げてみましょう。
・データ入力や書類チェック。地味な作業だけれど別に苦じゃない。 ・突発的なトラブル対応や予定変更。じっとしているより、バタバタ動いている方が楽。
これも、どちらのパターンが楽かは人によってはっきり分かれますよね。 私の場合はどちらも半分半分くらいなので、ここにはあまり特徴が出ないのですが、カウンセリングをしていく中では「データ入力や書類チェックでじっと座っているのがしんどい」という方はたくさんいらっしゃいます。「体を動かしている方が圧倒的に楽で、考える仕事は嫌だ」という人もいれば、その真逆の人もいます。
「周囲は文句を言っているけれど、自分は別にこれは普通にできるな」という感覚の事柄に焦点を当ててみると、あなたの適性がさらに見えてきます。
質問3:これだけは絶対に嫌だ!というリスクは何か?
3つ目の質問は、実は一番大事かもしれません。特に前の2つの質問であまりピンとくる適性が見つからなかった人は、この「絶対に嫌なこと」を書き出してみてください。
・満員電車に乗ること ・厳しいノルマがあること ・1日中パソコンの前に縛られること
このように、「自分にとって無理なもの」をまず排除していく引き算の視点がすごく大事です。 実は、これは私自身が最終的に今の道(カウンセラー)に決まった大きな要因の一つでもあります。
私の場合、何が一番嫌だったかというと「人の言うことを聞くことが一番前に来る仕事」でした。 上の人の状況や指示が適切であれば問題ないのですが、「ちょっと何か違うな」と思ったときでも、自分の意見を言ってはいけないような空気の職場だと、私にとっては大きなストレスになりました。結果として、それが原因で抑うつ状態になってしまったため、この嫌な要素を無視することはどうしてもできませんでした。
私の場合は、会社員時代に体調を大きく崩したというマイナス経験があったからこそ、「組織で働くのをやめて、自分自身が主体的になって動ける方向性で探そう」と決めることができました。「多少苦労しても、リスクを背負ってでも、自分で独立してやっていこう」と考えたのです。
その結果、会社員生活は9ヶ月しか持たなかった私が、カウンセリングの今の仕事は13年を超えることができています。だからこそ、この「絶対に嫌なことを排除する」という考え方はバカにできないと実感しています。
情熱はあとからついてくる
最後にまとめに入ります。 仕事に対する「やりたいこと」や「好き」という感情は、すべて後付けで問題ありません。
・苦にならないから、長く続く ・長く続いているから、周りより上手くなるし感謝される機会も多くなる ・結果的に、周りよりできるし感謝されるから、その仕事が好きになる
この流れこそが本質です。このように進めていくと、仕事に対する情熱は後から自然とついてきます。最初から好きだったわけではないけれど、やっていくうちにやる気が湧いてきた、という経験は誰しもあるはずです。
そのため、最初から人生を懸けて熱狂できるような夢を探す必要はありません。
私も結果的に、自己分析の中で過去を掘り起こしていく中で、「人の話を聞くことに関しては、なぜか昔からできていた気がする」「人から『よくそんなにじっくり話を聞けるね』と言われた記憶がある」というポイントが見つかりました。「この道だったら、ひょっとしたら自分の特性とつながっているかもしれない」と思い、当時は「めちゃくちゃ大好き!」とまでは思っていなかった事柄(人の話を聞くこと)を仕事にしてみようと一歩を踏み出しました。その結果として、今の自分があります。
まずは、最初はどんな仕事であっても大変な部分はありますが、その中で「これなら自分にとって平気かもしれない」と思えるものを探してみてください。そこで一歩を踏み出してみると、最終的にあなたにとっての「やりたいこと」や「適職」にたどり着くことができます。
ぜひ一度、今回ご紹介した3つのワークを参考に、あなたの「苦にならないこと」を考えてみてくださいね。



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