仕事が合わない。でも今すぐ辞められない人へ

仕事のお悩み
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こんにちは。適職発見チャンネルのキタダハルキです。

それでは今日のテーマに入っていきたいと思います。今日は「仕事が合わない、でも現実問題すぐには辞められない」という、そんなあなたに対しての記事になります。

第1章:辞められない苦しさ

やはりお悩みとして非常に多いのが、「仕事が合わないのは分かっているけれど、簡単に辞められるんだったらもうとっくに辞めているよ」というニュアンスのお話です。これは毎日、YouTubeやX(旧Twitter)など、いたるところで見かけます。そして、それがどこにも行き場のない苦しさになってしまっている方が、大半を占めているのではないかと感じています。今、仕事が楽しいと思えていない方は、ほとんどがそうではないでしょうか。

ここでまず、第一段階としてお伝えしたいことがあります。それは、毎日その職場で頑張れていること、何とか辞めずに粘り続けていること自体が、そもそも本当に凄いことだということです。

私は他の動画でも何度もお話ししていますが、最初の会社をわずか9ヶ月で休職し、そのまま辞めてしまっています。つまり、そこまで頑張れなかった立場なのです。だからこそ、強い責任感を持って今も頑張れているという時点で、非常に能力が高いと自信を持っていいのではないかと、私としては思っています。

ただその一方で、私自身も「仕事が単に嫌だ」という気持ちだけで放り出したわけではありませんでした。病気(うつ病)になったことが一番の原因です。合わないという状況を無理に我慢し続けた結果、病気になってしまいました。

そのため、会社をすぐには辞めずに心を守り抜くという「防衛策」を持っておかないと、私のように突然続けられなくなって、強制終了のような形で辞めざるを得なくなってしまいます。私は完全に会社を辞めたからこそ今があるという立場ですが、それを踏まえた上で、今回は皆さんが心を守り抜くための具体的な防衛策についてお話ししていきます。ぜひ最後までお読みいただけたら幸いです。

第2章:心は突然壊れない

まず、自分に合わない状況を放置することで何が起きるのか、という点についてです。

「限界が来たら、ある日突然うつ病になるんでしょう?」という理解をされている方が、未だに結構いらっしゃいます。要するに、普段は平気なテンションで過ごしていて、ストレスゲージが急に満タンになった瞬間に、いきなりうつ病を発症するようなイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。

しかし、実際はそうではありません。そこに至る前には、やはり何かしらの体調面での前兆、つまりサインが必ずあるのです。

私の場合、「限界が来たらうつ病になる」というポイントに気づいたきっかけをお話しすると、ある日「卵かけご飯が食べ物に見えなくなった」という出来事がありました。これにはさすがに自分でもおかしいと思い、病院へ行きました。これが、誰の目から見ても分かるような、うつ病の決定的なサインでした。

では、このサインが出る前に、体調不良が何もなかったのかと言われれば、全くそんなことはありませんでした。今振り返ってみると、その前々日くらいに会社の飲み会がありました。私はお酒が結構好きな方で、飲もうと思えばジョッキで3〜4杯は平気で飲めるタイプなのですが、その日はビールを1杯飲む前から、何だか胃がムカムカしていたのです。

さらにその前日を振り返ると、一番相性の悪かった上司と2人で、車での営業に出ていました。そこで私がいくつかのミスをして怒られたのですが、その上司も自分自身の伝え方のミスを忘れて逆ギレしてきたため、私の口から思わず「何しとったんじゃボケ」と言葉が漏れてしまったという出来事がありました。向こうが聞こえないふりをしてくれたのかは分かりませんが、そういったストレスの積み重ねが確実にあったのです。

そしてさらに遡れば、会社の中で個人情報の扱いが少し怪しい部分があり、「こんなことをしていて本当に大丈夫なのだろうか」と不安を抱えていたことなど、振り返れば切りがないほどたくさんの不安や不満が積み上がっていました。

詰まるところ、ある日急に抑うつ症が発症したわけではなく、前兆として「嫌だな」「本当におかしいんじゃないか」というサインは、過去にいくつも出ていたという事実があります。

しかし当時の私は、会社に入ったばかりだったこともあり、「ここで辞めたら次があるか分からない」というプレッシャーで、それらのサインをすべて力づくで抑え込んでいました。そうなると、脳は一種の「省エネモード」に入ってしまいます。これ以上傷つかないように、感情をあまり感じさせないモードになってしまうのです。

その結果、気持ちが上手く動かなくなります。正直なところ、「辛い」としっかり感じられているうちはまだマシで、省エネモードが進むと、「楽しい」や「美味しい」といったポジティブな感情まで一緒くたになって麻痺し、特段何も感じない「無」のような状態になってしまいます。

こうなると、休みの日であっても調子が良くならなくなります。よく「会社にいる時は鬱っぽくなるけれど、離れると元気になる(新型うつ・出社うつ)」という話がありますが、あの状態はまだ初期の前兆です。そこから1段階、2段階と進んでしまうと、「休んでいても全く回復しない」という状態に入っていきます。

このように、休日に自分の趣味すら楽しめなくなってきたら、それはもう限界のサインが極めて近いです。ここは本当に注意していただきたいポイントです。

その結果、「現状維持バイアス(今の状態を維持することが一番安全だと脳が判断すること)」が強力に働いてしまいます。自分の状態が明らかに良くないにもかかわらず、「これ以上変化して悪くなったら嫌だ」と感じるため、動き出す元気が湧かず、結局ズルズルと続けるしかなくなって調子がどんどん落ちていってしまいます。

こうなってしまうと、家庭生活や自分自身の日常生活を安全に運用していくこと、つまり「普通に生活を維持すること」自体が難しくなってしまいます。ここは非常に注意が必要です。

第3章:感情を抱え込まない

では、そのような最悪の事態を防ぐために、どのように自己防衛していけばいいのか。

まず一つ目にやってほしいのが、愚痴をノートなどの紙に書いてみる、という方法です。ここでのポイントは、SNSで発信するのではなく、あえて「アナログな手段」で行うことです。

なぜSNSをおすすめしないかというと、ネット上では不満がどんどん増幅して広がりがちだからです。同じような不満を持つ人が集まって、負のエネルギーを積み上げる場になってしまいやすいため、それを防ぐ必要があります。あくまで自分自身の中で、自分の問題として処理するために、ノートに書くことが効果的なのです。

実際に文字として書き起こして目で見てみると、「いや、ここまでは言わなくてもいいかもしれないな」と思ったり、逆に「自分は思っていた以上にもっと腹が立っていたんだな」と気づけたりします。頭の中でぐるぐると考えるのではなく、実際の文字として客観的に見ることが非常に大切です。

客観的に見ることで、少し冷静な目線が入り、気持ちが落ち着いてきます。例えば「上司のあの言い方にイラッとした」という怒りを、頭の中のモヤモヤしたイメージではなく、文章として外に出す。頭の中に閉じ込めず、一回外に出してしまうことが大事なのです。

こうすることで、自分自身の心と感情がべったりと一体化してしまっている状態を、一度切り離すことができます。これを心理学では「脱フュージョン」や「分離」と呼びます。

怒りや悲しみなどの感情が体の中で一緒くたになり、それを丸ごと抱え込んでしまうから苦しいのです。それを一回剥がしてあげるための手段として、頭の中にあるものを書いて出す。これは本当に効果がありますので、これだけでもだいぶストレスが軽減されるはずです。ぜひ試してみてください。

第4章:自分を守る時間

続いて二つ目のおすすめとして、1日に15分間、何も目的を持たない時間を作るということです。

取れるのであればもっと長くても良いですし、どうしても難しければ、最低5分でも構いません。誰からもコントロールされない時間を、スケジュールの中に強制的に組み込んでみてください。「この時間だけは、ちょっと一人にさせてほしい」と、ご家族にあらかじめお話ししておくのも良いでしょう。

その15分間は、スマホも見ない、仕事のこともしない、そして家族としての役割からも一回離れてみます。時間の使い方は、ただぼんやりと散歩をするとか、コーヒーを飲むとか、そんなことで全然構いません。

とにかく大切なのは、「一度すべての役割を下ろす」ということです。これも先ほどお伝えした「脱フュージョン」の一部になります。

自分のための時間を持つことで、日々のストレスで麻痺しかけていた心が、少しずつ息を吹き返してくれます。そうすると、鈍っていた感情が本来の自分の形で、正しく感じられるようになっていきます。こちらも非常に重要なおすすめのアプローチです。

第5章:自分が味方になる

そして三つ目は、合わない場所で必死に耐えている自分のことを、まずは自分自身がしっかりと褒めてあげる、ということです。これも本当に大切です。

よくある悪循環のパターンとして、「嫌だと思っているのに会社を辞められない自分はダメ人間だ」と自分を責めてしまったり、あるいは「合わない場所で耐えることくらい当たり前だ」と思い込みすぎたりすることがあります。自分を認められないままでいると、そのストレスが他者への怒りとして撒き散らされる原因にもなってしまいます。

そういった自責をまずはやめて、自分自身が「本当によく頑張っているな」と認めてあげることです。

もし、自分を褒めるというエネルギーを全く補給していないと、ある時突然メンタルがガス欠を起こしてしまいます。ガス欠を起こすだけならまだしも、エネルギーが枯渇した状態で限界を迎えると、感情が爆発して突然糸が切れたようになってしまいます。その結果、これまで必死に頑張って維持してきた生活や人間関係が、一瞬で台無しになってしまうことだってあるのです。

そのため、まずは「今日もよく頑張った」という言葉を、自分自身に報酬として与えてあげてください。これは即効性のある応急処置だとしても、絶対にやった方が良いです。特に、最近毎日イライラしてしまっているなど、調子があまり良くないと感じている方には、今すぐにでもやっていただきたい習慣です。

自分を責めるのをやめるだけでも、心の元気というか、ストレスに耐えられる容量の減り方が劇的に変わってきます。

「誰かが褒めてくれるまで待とう」とか、「外部からの評価がないとやる気が出ない、認められている気がしない」という状態を一度手放しましょう。自分が「頑張っている」と思えば、まずは自分がそれを全力で受け入れる。そこは誰の許可も要らず、自分のさじ加減で自由にやっていいところですので、ぜひ実践してください。

第6章:心を救う3つの習慣

それでは、今回のまとめに入ります。 つらい状況の中で心を守り、自己防衛していくためのテクニックは以下の3つです。

  1. 感情から一歩引くために、頭の中で考えるだけでなく、ノートなどの紙に書き出してみる(ネットではなくアナログがおすすめです)。
  2. 1日にできれば15分程度、散歩をするなど「目的のない時間」を過ごす。
  3. 合わない場所で耐えている自分を責めず、毎日褒める。

自分を褒める際、大げさな言葉である必要はありません。心理的な抵抗が強く起きないような、しっくりくる言葉を選んでください。褒めすぎるとかえって気持ち悪く感じるのであれば、「今日もようやってるやんけ」くらいの、親しみのあるテンションで声をかけてあげるのが良いと思います。

現状の生活や経済的な事情があれば、明日すぐ会社を辞めるのが難しいというのは、当然のことです。実際、私自身も「次にすぐ転職できる基準があるから」という理由で辞められたわけではありませんでした。むしろ、「これ以上ここにいたら、自分は生きていられるかどうか分からない」というところまで追い詰められて、初めて辞めることができた、というのが本音です。

ですから、皆さんに「今すぐパッと辞めなさい」と言うのは、現実的に難しいのはよく分かります。

ただ、これだけは覚えておいてください。「会社で働く労働力としての自分」と「自分の心」は、絶対に切り離してほしいのです。自分の心まで丸ごと会社に明け渡してしまうようなことには、絶対にならないでください。

心まで会社に支配されてしまうと、プライベートの時間でも仕事の悪影響が出てしまい、「最近、雰囲気が変わっちゃったね」と周囲に心配されるようになってしまいます。そうなると、仕事が上手くいく・いかない以前に、自分の人生や生活自体が立ち行かなくなってしまいます。

まずは何よりも、自分の心を守ることを最優先に考えていただいて、全く問題ありません。

自分自身の心は、他人が守ってくれるものではありません。自分自身が「守ろう」と決意しなければ、なかなか守り抜けないものです。まずはあなたが、あなた一番の味方になって進んでいくことを、何よりも大切にしていきましょう。

ぜひ一度、このあたりを意識して考えてみていただけたらと思います。

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